2022年02月02日 21時11分
ひとりの家に帰ってきたときになにが切ないって、明かりをつけるときだ。狭いアパートならまだいいけど、こんな昔ながらのだだっ広い一軒家だと、特に。やっぱり和恵ちゃんについてきてもらえばよかったかと、ちょ…続きを見る
2022年02月02日 21時11分
ひとりの家に帰ってきたときになにが切ないって、明かりをつけるときだ。狭いアパートならまだいいけど、こんな昔ながらのだだっ広い一軒家だと、特に。やっぱり和恵ちゃんについてきてもらえばよかったかと、ちょ…続きを見る
2022年02月01日 21時36分
今日、系列園に見学と園長との面談って形で午前中行ってきた。
そこの園長は、私が2年目の時に1年間だけ一緒に働いた園長がいる所なんだ。
…自分の中では、もう廃園なのは理解してるけど、やっぱり言葉にすると悲…続きを見る
2022年01月29日 21時20分
話は少し遡る。具体的には私の入園式を終えた日、まだ母が愛の逃避行に赴く前の話だ。
私と母は祖父の車に乗せられて町中へと繰り出していた。私の入園祝いにご飯を食べに来たのだ。
役場の脇にある駐車場に車を…続きを見る
2022年01月26日 21時35分
「とても優しいひとだったから、生徒たちからも好かれて、保護者や他の先生たちからも頼りにされてた。でもそれが、よくなかったのかもね」
「えっ、どうして?」
「美羽ちゃん、翼ちゃんのお母さんが産まれる前…続きを見る
2022年01月23日 21時21分
祖父に祖母のことを聞いても、まあそのうちなとはぐらかされて何も話してくれなかった。母がいたころは家に馴染むのに必死で、そんな余裕もなくて聞けなかった。
「翼ちゃんのおばあちゃん、名前は知ってるかな」
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2022年01月16日 21時15分
子どもながらに生活面での心配はあった。あの母でもいちおう家事はしていたし、いなくなったから私がしなきゃならないのかなと。
でもそれは杞憂だった。祖父は母よりも手際よくきっちりと家事をこなしたし、食事…続きを見る
2022年01月14日 21時00分
以前外遊びをしているとき、男の子からミミズを突きつけられたルナは、きゃっと女の子らしい悲鳴をあげていた。傍若無人な振る舞いをするあのルナが!とよく覚えていた。
私は祖父に大きなミミズを見つけたら捕ま…続きを見る
2022年01月12日 21時00分
母とホセが去った直後はショックのあまり四六時中ピーピー泣いていた。
夜は特にひどく、夜中にふと目を覚ますと、隣で寝ている祖父の乾いた土のようなにおいがして、母はいないのだと思い知り、それだけでわんわ…続きを見る
2022年01月11日 23時44分
ちょっと刺のある物言いをされたからって
泣く四十代男ってダメだろ。
四十代って言えば俺とそう変わらない歳だろうからメンタル的には昭和流に鍛えられてそうだが…
俺、泣いたの爺様死んだ時と飼ってた…続きを見る
2022年01月10日 21時00分
母に農作業を手伝わせることにした祖父。しかしまたもや、母は祖父の期待を裏切ることになった。
まず体力がない。これはまあ慣れないうちは仕方ないことだろうけど、母の場合は体力と同じくらい根性もなかった。
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2022年01月09日 23時07分
冬枯れの木のように乾き、やせ細った体。何かの実験をしているかのようにいろんな管に繋がれて、機械の平坦な音がかろうじて生きていることを伝えてくれる。まだ、そこに命があることを。
私を見てくしゃっと笑っ…続きを見る
2022年01月04日 15時38分
お勉強とは言っても、別段真剣にって話じゃないですw
そこまでの熱意は無いので、なんとな~く、テキトーって感じでやっちょります。
2021年はコロナ禍なのもあり、地元含めた伊豆半島では花火大会はほとんど…続きを見る