2017年11月15日 20時49分
「それじゃあ、どこにしようかなあ」
「どこでもいいぞ。このドアは君を望む場所へと連れていってくれる、魔法のドアだ」
使ったこともないくせによく言うもんだと媚び太は感心した。自称紳士が今はぺてん師に見…続きを見る
2017年11月15日 20時49分
「それじゃあ、どこにしようかなあ」
「どこでもいいぞ。このドアは君を望む場所へと連れていってくれる、魔法のドアだ」
使ったこともないくせによく言うもんだと媚び太は感心した。自称紳士が今はぺてん師に見…続きを見る
2017年11月14日 21時09分
とある休日。媚び太は特に予定もなく部屋でゴロゴロとしていた。せっかくの陽気だというのに、小学生らしくないことこの上ない。
「はぁ、僕もモテすぎみたいな顔だったら、女の子とデートとかできたのかなあ」
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2017年10月31日 20時56分
「モテすぎくーん!」
「お菓子あげないからイタズラしてー!」
「あっ、ズルイ!私にもイタズラしてー!」
ハロウィンと言えども、モテすぎは女生徒たちに囲まれていた。それもハロウィン仕様の魔女っ子や小悪…続きを見る
2017年10月28日 21時08分
静寂の華奢な身体に迫る、暴虐無人男の丸太のような腕。まともに受けたらそれだけで致命傷になりうる、圧倒的な暴力。
「静寂ちゃん!」
思わず叫んだ媚び太の声をかきけすかのように、ずんと鈍い音が辺りに響い…続きを見る
2017年10月27日 23時12分
「ぬわっはっはっはっ、久方ぶりの学校じゃのう」
地面を震わせるような低い声が、発酵小学校の校庭に響きわたった。全校生徒が恐れる奴が帰ってきたのだ。
「そ、その声は暴虐無人男!」
珍しく余裕を持って校…続きを見る
2017年10月23日 20時00分
「ミソえもーん!」
家に着くなり媚び太は、優雅にアフタヌーンティーを飲むミソえもんに泣きついた。
「どうしたんだい、媚び太くん。勉学に励んできたわりには元気じゃないか」
聞く者を落ち着かせるバリトン…続きを見る
2017年10月22日 21時00分
「きゃあ、モテすぎくんよ!」
「モテすぎくん、これ受け取って!」
「モテすぎくん、こっち向いて!」
「モテすぎくん、抱いて!」
発酵小学校の昇降口が黄色い声で溢れかえっていた。媚び太はその光景にまた…続きを見る