裸生門タグがついた日記

2017年12月28日 19時52分

裸生門六

屋台広場は飲んだくれ通りの中央に位置する広い円形の広場で、焼き鳥、おでん、餃子にケバブなど様々な屋台が立ち並ぶひときわ賑やかな広場だ。屋台と提灯の明かりが溢れ、夜だというのにまるで真っ昼間のように明…続きを見る

2017年12月15日 20時40分

裸生門五

飲んだくれ通りはその名が示すように、飲み屋が軒を連ねる通りである。年中歩行者天国となっており、朝から晩まで酒飲みで賑わう。
夜になると道の両脇に吊るされた提灯がお祭りのように通りを照らし出す、桃源郷…続きを見る

2017年12月09日 19時53分

裸生門四

「服取りの翁を知っていますか？」
「服取りの翁？はて、なにやら聞き覚えがあるような…」
服取りの翁という名前を聞いて正男は何かを思い出しそうになったが、シャボン玉のようにぽんと消えてしまった。
「そう…続きを見る

2017年12月07日 21時04分

裸生門三

紺色のシャツにベージュのチノパンというすごぶる無難な服に着替えると、正男はようやく人心地ついた。老婆が仕立てたという服は、着心地ばつぐんで気に入ってすらいた。
ちなみに下着はトリコロールのブリーフと…続きを見る

2017年12月05日 21時52分

裸生門二

「やあやあ、夜分遅くに全裸で失礼します。しかし怪しいものではございませんよ。ほら、その証拠にネクタイまでしている」
精一杯の爽やかさを全面に押し出して挨拶をしたものの、畳じきの小上がりにいた老婆がに…続きを見る

2017年12月04日 19時59分

(祝) 戦闘力1000記念裸生門一

人と車が行きかう夜でも明るい大通り。その様子を伺うように、路地裏からひっそりと顔を覗かせている男がいた。なんとも情けなく、心細そうな顔をしている。
それも無理はない。彼は全裸だった。
いや、正確にい…続きを見る