読書

ハーバード白熱教室講義録 上・下

今までハーバード大は授業を非公開にしてたらしいが、この政治哲学の授業は超人気授業らしくそれで公開記録を残すことに。
中身は正義についての思考実験。
ディベートがそのまま文章化してるから読みやすいし、ジョークを言うユニークな先生もまた魅力的。

おまけページは東大特別授業の様子も収録。

【死にぞこないの青】 著者 乙一
小学五年生になった物静かで優しい男の子が主人公。
ちょっとした嘘を新任の担任教師ついてしまい、それがきっかけでクラスぐるみでいじめられてしまう。
すると、主人公にしか見えない顔が青く拘束服を着た不気味な少年が現れる。
青い少年は主人公に語り掛け、復讐しろと促してきて……という物語。

いじめの描写がエグくて、読んでいてとても胸が痛くなる。
「教師」という、学校内では絶対的な権力を持つ者から受ける理不尽な出来事や、その教師に無意識に先導されるまだ未熟な子供たちの残虐性が、何ともやるせない気分にさせる小説でした。

【サボタージュ・マニュアル】 米国戦略諜報局(OSS)

組織的な活動を停滞させ、機能不全に陥らせる方法が書かれている本です。

工業生産、交通、情報共有、娯楽など多岐にわたり、かつ具体的な工作方法が紹介されています。

【工作例】
質問を受けたときは、長ったらしい理解しがたい説明を提示せよ!
新人には自分の技術や経験を伝えるな!
非効率的な作業員に心地よくし、不相応な昇進をさせよ!
効率的な作業員は冷遇し、不条理な文句をつけよ!

まんま自分の勤めてる会社じゃねぇか、と思った人にオススメの本です。

これらの特徴をもつ人や組織を警戒することで、自分の身を守ることに役立つ本だと思います。

【日の名残り】 著者 カズオ・イシグロ

とある屋敷の主人に仕える執事の主人公。数日の休暇をもらい、かつて一緒に働いていた知人に会いに行く、という物語。(ブッカー賞受賞作)

2017年のノーベル文学賞受賞者。

情景、心理描写がとても細かく丁寧な作品。そして一人称視点の語り口もまた丁寧。
主人公は「偉大な執事とは何か」という簡単に答えが出せない問題に、年を重ねてもなお手探りで実践的に取り組む。
その姿はとてもストイックで、時には空回りもしていて、不器用な部分もありながら、気品があふれています。
とても面白い一押しの作品です。

個人的に、サービス業をやってる人に読んでほしい本だと思いました。

『不連続の世界』恩田陸 幻冬舎文庫
不思議な話だった。恩田陸さんの作品をもっと読みたいな

【若きウェルテルの悩み】 著者 ゲーテ

ああ、ロッテロッテ、愛しいロッテ!しかしロッテ、あなたには婚約者がいる!でも私はロッテのことが頭から離れない!はあ・・・この愛が報われないのならいっそ・・・死のう。
という内容の小説。言わずと知れた名作。

読んでる最中は、主人公キメェな!ロッテがかわいそう!と思った。
そして読み終わった後、はたして自分は1人の人間をここまで愛することができるのか?と自問してしまった。
なんだろうね。日をまたいでもう一度読みたいと思える、癖になるような良い小説でした。

みゆき

愛が報われないなら死のう、っていうのなんか好きです笑

2018年05月31日 08時23分

いずみ

ロッテに対する愛の葛藤が真剣で、キモくて、少し笑えます(笑) ただ、最後はちょっと物悲しい。

2018年06月03日 03時30分

宇宙飛行士の育て方

幼児教育ではなく、毛利さん、若田さん、野口さんなどの飛行中や訓練中のエピソード。
なにかに秀でるのではなく、なんでもできる課長タイプが素質ありらしい

はやぶさ、そうまでして君は
~生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話~

はやぶさは(ほかの人工衛星もだいたい)最後散る運命。
それでも私達に夢や希望を与える。
そして技術国、ニッポンであることを誇れる

【魔王】 著者 伊坂幸太郎

自分が念じた言葉を他人の口から出させる超能力を突如得た主人公。
政治家のプロパガンダにより扇動される大衆に対し、超能力を持った主人公は自分に何ができるのか
・・・という作品。

皆が皆同じような行動や考え方や意見を持っていることに対して恐怖を感じる私にとっては興味深かったです。
扇動された本人たちにも意識させないような流れを巧みに作り出す者への恐怖を描いた良い作品だと思います。

みゆき

『魔王』まだ読んでない!読みたい!

2018年05月24日 21時08分

いずみ

伊坂幸太郎の作品は初めてでしたが、面白かったです!同じ作者の作品を探していたら、みゆきさんの過去の書き込みにもあった「終末のフール」が気になったので、これも読んでみたいと思います!

2018年05月29日 01時24分

読んだ本:『隣室のモーツァルト』藤堂志津子 文春文庫
大人な内容で、読み終えてから胸焼けした…

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