『乳と卵』 著者 川上未映子
芥川賞受賞作品。
ネット上で見る限り、かなり評価が割れている作品です。
物語の内容は、主人公が豊胸手術を受けようと思っている姉から相談を受けるというものです。
思春期である姉の娘は口を利かず、紙に文章を書いて意思疎通を図るといった異様な雰囲気が漂う小説です。
正直、話の長いオバサンのような口語体で書かれていて読みにくい文章です。(ページ数は少ない)
でも、最後のシーンだけは今まで読んできた小説の中で一番記憶に強く残る異彩を放つ小説でした。
「印象に残った」という一点のみでここに紹介します。
個人的には女性にオススメの作品だと思います。