仕事中、激しい尿意と戦っていたがようやく仕事が片付き、尿意との争いに勝利した。今は充実感を噛み締めている。この充実感は仕事によるものではなく、尿意の猛攻を凌ぎきったという達成感からくるものだ。つまり私は自律神経の働きによる生理的衝動を理性によって制したのだ。そう、例え小さな勝利であったとしても、これこそが人類が長い年月をかけ築き上げてきた精神優位性の証明なのだ。私は私の成した偉業に感動し、ちょっとだけはみ出してしまったのだが、そんなものは大したことではないのだよはっきりいって。