朝はパン パンパパン

「でも昴くんだって来年3年生で卒業でしょ?家を出るなら新お父さんとの生活なんて数ヶ月足らずじゃない」
「家を出る…」
そうか、進路はまだ迷っていたけどそういう選択肢もあるんだ。進学にせよ就職にせよひとり暮らしをする。もちろん母さんと相談して決めなきゃいけないことだけど、僕が家を出ても母さんがひとりにならないならそれもいいと思えた。
「何か考えてる顔してるね」
「うん、家を出るなんて考えたこともなかったから」
「やさしい昴くんはお義母さんをひとりにしちゃいけない、って思っていたもんね」
どうしてこういつも咲希さんは僕が思ってたことをさらりと言い当てるのだろう。

みそ(業務用)

合田隊長の人@㍽さん それは帰ってこられなくなりそうです。

2019年06月27日 12時22分