イ為ポン次郎の日記

2022年06月01日 21時50分

化学肥料の話

タグ: 生活の知恵

肥料の三要素というのがある、コレは肥料として植物の生育に欠かせない最も重要な3つの元素の事である、順番に説明していく。

①窒素(N)
 窒素酸化物の肥料で尿素、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等が窒素型肥料になる。
 窒素はタンパク質合成アミノ酸合成に必須なため、植物の葉や茎を作る際に必要となり、葉物野菜等は特に重要な元素になってくる。一方ジャガイモやサツマイモ等は窒素過多になるとつるボケといって根が成熟せず地上部分ばかりが巨大化してしまう傾向にある。
 マメ科の植物は根粒菌を根に寄生させることでこの菌が空気中の窒素を酸化固定するため、マメ科植物はコレを利用できるため肥料があまり要らない子になってる。
 なお、窒素酸化物は工業的にも非常に重要な化合物であるが、化学的にはハーバー・ボッシュ法で空気中の窒素から無限にアンモニアを錬成できるため、鉱床が尽きても平気。

②リン(P)
 リン酸肥料等とも呼ばれる、過リン酸石灰、リン酸アンモニウム等がこれにあたる。
 窒素がタンパク質を合成するための材料なのに対してこちらは核酸を合成する材料となる、つまり細胞分裂のために必要で生殖器官である実や種に相当する部分を成熟させるために必須となる、実物野菜では特に重要な元素である。
 有機肥料ではリン酸カルシウムとして動物の骨に含まれているため、骨粉や魚粉がリン酸系の肥料となる他、米ぬかもリンを多く含むため肥料として利用できる。
 化学肥料としては採掘依存、リンの鉱床は色んな国にあるが大規模開発でコストを下げるために一か所の産地に需要が集中しやすいらしい。

③カリウム(K)
 カリと呼ばれている、塩化カリウムや硫酸カリウムとして使われる、融雪剤にも使われる。
 根に作用すると言われているが正直リンや窒素と比べると微妙な印象ヤツ、ただし欠乏すると病気や生理障害を引き起こすので油断できない。
 やはり根菜には重要な元素らしくジャガイモやサツマイモは要求量が多い、またイチゴも要求量が多いようで、コイツを欲する変態的なヤツがたまーにいるという印象、リン酸や窒素に比べ過剰障害は出にくいらしい。
 天然の物では草木灰を昔から利用している、土壌のPHを上げる作用もあるので日本では昔から利用してきた。
 これも採掘依存であり、日本に鉱床は無い、鉱床はヨーロッパや北アメリカに偏在しているようだ。

④その他
 カルシウムやマグネシウム等、微量に必要な元素が他にもあるが、まぁ細かいことはえぇねん。

⑤表記
 だいたいの化成肥料には袋の裏にN-P-K=8-8-8とかチッソ‐リンサン‐カリ=4-4-4とかと書いてある、これは肥料に含まれる各元素の配合バランスで、例えば実物野菜向けにはリン酸分を多めにしてあったり、イモ類にはカリを多くしてあったりする、窒素分が極端に多い肥料はあんまり見ないが、だいたいはこれらの元素がバランス良く配合されている。

イ為ポン次郎

コレは酷い、自分で書いておいてなんやが読んでるだけで目が痛くなるようなクソ内容の日記や。

2022年06月01日 21時53分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

いやぁ、農高卒の私でもここまでは書けません!

2022年06月01日 22時03分

イ為ポン次郎

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長さん 濃厚な農高卒やったか、早起きの猛者と見た

2022年06月01日 22時05分

イ為ポン次郎

イ為ポン次郎さん あぁん変なギャグぶっこんだせいでイイ!!が減っちまった!

2022年06月01日 22時08分

Kot japoński

なるほど、勉強になるな。うちは柚子とミカンを育てているので、リンを撒けばいいのか。そういえば春先に蕎麦を育てると時、石灰を撒いたのだけどそれはカリウムなのかな。

2022年06月01日 22時09分

イ為ポン次郎

Kot japońskiさん 蕎麦は確かにそうかもしれんな、まぁ他にも草木灰には病気の予防効果もあるから色々と便利に使ってるらしいでな。
果樹系で実をよく生らすならリン酸えぇでな、ただ果樹の場合強烈なヤツをやると木がヤバくなるからぬかとか骨粉みたいなマイルド系がえぇで、果樹は基本的に野菜より肥料の要求量は少なめの方が上手くいくでな。

2022年06月01日 22時18分

たわし

親父がきゅうりを植えて自分の糞を肥料として与えていたらしいのですが、実がなる前に枯れたと聞きました ^p^ 何が悪かったのでしょうか? ^p^

2022年06月01日 22時19分

イ為ポン次郎

たわしさん クソが悪かったんや、糞肥えはやり方にコツがあるが病気の危険があるから推奨せん

2022年06月01日 22時20分