朝はパン パンパパン

「あたいもう、お父さんみたいにただの地味な食パンでいるのはいや!」
新聞を読んでいた父の目がパン子を見て、洗い物をする母の手が止まった。
「エッグベネディク子やクロックマダ子みたいにお洒落なパンに生まれたかった!」
思いの丈を吐き出すと、パン子は自室へとこもってしまった。
「あなた…」
「パン抗期というやつだな。なあに、いつかはあいつにも食パンの良さがわかるさ」
そうは言いつつも、父の横顔はさみしげだった。

みそ(業務用)

ずまさん
パンにもそんな時期があるんですね。

2017年10月20日 12時32分

みそ(業務用)

うさん
なるほど、次に使う機会がありましたらそうさせていただきます。
貴重なご意見、ありがとうございます。

2017年10月20日 12時32分