久しぶりに高校時代の友だちに会った。自分から連絡をして会おうと言われて、今日をずっと楽しみにしてた。会ったら全然変わってなくて安心した。友だちは高校卒業後、好きな分野の専門学校に行って県外で働いたあと、地元に戻ってきた。今の仕事は拘束時間が長くて、休みもあまり取れないらしい。そんな生活に慣れた自分が怖いと言って笑ってた。接客だから嫌な客もいるという話を聞いて、自分のことじゃないのに最悪な気分になった。
家に帰ってそんな話をお姉ちゃんにしたら、「この世には、好きなだけどしんどい仕事か、どうでもいいけど楽な仕事か、めちゃくちゃ嫌だけど稼ぎがいい仕事しかない」と言われて、途方に暮れている。自分は全くどうでもいい仕事をしているけど、毎日5時に帰れて、休みも土日ある。この前たまたまめちゃくちゃ嫌なことがあったけど、毎日じゃないし、死ぬほど辞めたい時もあるけどなんだかやれてる。でも一生このままでいいかと聞かれたらやっぱ嫌だ。
帰り際、友だちが自分にハリネズミの入れ物に入ったお菓子をくれて、「あげたいからあげる。連絡くれて嬉しかったから」と言ってくれた。高校のときからめちゃくちゃ優しい。友だちが好きな仕事をずっと好きでいてほしい、そうじゃなきゃダメだろ