2022年10月02日 04時37分
無題(タイトルは3文字以上じゃないと投稿できないという事だ。「無題」だと2文字になってしまい投稿できないという罠にはまった)
西側諸国がウクライナに主力戦車を供給しない5つの理由 https://sputniknews.jp/20221001/5-13156857.html
これからの時代の戦車、特に市街戦などを念頭に置いた戦闘においては、重量制限のある道路を通行することが前提の戦車が必要になると考えられる。もっとも、日本の道路は欧米諸国の道路に比べて耐荷重が低いと言われているので、尚更重量が大事になってくるのだが。たぶんそれは高度成長期に経済効率優先で作られた下水道等地中の構造物のせいだと思われるが。
したがって戦車における重量というのはかなり重要なファクターであって、もちろん乗員の安全性を犠牲にしてまで軽量化する必要はないかもしれないが、それでもスプートニクで取り上げられているように、橋を通行できる程度の軽量さは重要になる。
そこで私が言いたいのは、現代日本の主力戦車である10式戦車(ひとまるしき)である。
実は日本の10式戦車は世界の最新鋭と言われる3.5世代戦車の中においては44tの最軽量なのだ。そして武装は最強と言われるイスラエルのメルカバと遜色ない。対して、件のアメリカの戦車は63t、ドイツ最新鋭レオパルドは67t、その差は実に20t。この重量差ははやり機動力、行動範囲、メンテにおいては顕著な差が出るはずなのだ。
更に日本の16式機動戦闘車(ひとろくしき)は主武装は10式に比べたら若干劣るし戦車とは言えない装甲なのだが(ゼロ戦時代からの「当たらなければどうということはない」を地で行くやり方なのが悲しいが)、重量が26tしかないので、高速道路を通行可能なのだ。もっともこのランクの戦闘車両は各国で開発されていて実は特段日本だけにある物でもない。
だから、今回のウクライナ防衛戦でNATO諸国がこうした最新鋭の兵器をウクライナに輸出しないのは、一番はウクライナに元々ない兵器なので兵士の訓練が必要になってしまう事、そして情報漏洩だろうと思っている。対してロシア軍はロシア軍最新鋭戦車80Tをほぼ無傷の状態で戦地に放置して兵士だけが逃走するというような事態も起きており、ロシアの最重要機密が西側に漏洩することになった。
兵器の情報漏洩は非常に深刻な問題であり、大東亜戦争においても日本軍は零式艦上戦闘機の情報を対戦国に渡さないために墜落したら仲間の戦闘機がそれを必ず破壊するように徹底していた。それでもほぼ無傷の状態で不時着したゼロ戦がアメリカに入手されてしまい、徹底的に研究されてそれ以降ゼロ戦の優位性が格段に落ちてしまったと言われている。80年前であっても軍事機密の漏洩は深刻な問題だったのだ。ましてや現代ではなおさらである。
実に惜しむらくは日本のこの10式戦車は輸出できない。
輸出さえできれば日本の開発に携わった企業群はこれの開発コストを回収することができるし、防衛省も購入単価を下げることができるだろう。まぁ、このことはあらゆる兵装に言える事なので、今更言っても詮無いことと言われてしまうだろうが…。憲法改正をして一段レベルを落とした国産兵器を外国に販売できるようになれば、日本経済は自由度が増すし何より外交面で日本は優位性を発揮できるはずだと確信している。
ただそれに先駆けて問題となるのはスパイ防止法など情報漏洩対策であって、元恋人がスパイで騙されてお金を取られたとか言ってるアンミカは率先してスパイ防止法の導入を主張して頂きたい処だ。笑い話にしている場合ではないのだ。まぁ彼女に日本国籍はなさそうだが。
以上のようなことはともかく、今後は攻撃型ドローン兵器の対策が喫緊の課題であるとかいう陳腐なことを言って締めたい。
はすみみみん
道路の重量制限って考えたことなかった!海外の戦車って重いんですね
2022年10月02日 04時47分
Kot japoński
はすみみみんさん ミリオタの戯言にコメントくださって有難うございます
2022年10月02日 04時57分
にゃんぱす
先生!兵器を輸出している国は情報漏洩対策について日本とは何が違うんですか?
2022年10月02日 08時55分
Kot japoński
にゃんぱすさん 中国や北朝鮮等は風景写真を撮るだけでも「軍事機密を撮影したスパイ容疑」で捕らえることができるんです。アメリカ、フランス、イギリス、ロシア、イスラエル、中国、北朝鮮、韓国はスパイというか情報機関、諜報機関がありますよね。日本にはそれら情報収集されることに対して取り締まる法律がないです。あと、先生じゃないです。
2022年10月02日 12時57分