みそ(鳩胸)の日記

2017年10月02日 23時43分

発酵食品の記録 14

タグ: 味噌

いよいよ朝夕の寒さも本格的になってきて、すっかり秋ですね。気がつけば9月も終わっていました。10月に入るともう、年末を意識するようになりますね。
今年も残すところあと三ヶ月。私たち味噌が皆さんの食卓に上る日は果たして今年中にあと何回あるのでしょうか。

あまりにも長い間、食卓に上らせてもらえない味噌はすねてしまいます。まあ、これは味噌だけに限らず、どの発酵食品でも同じことですが。

すねたまま冷蔵庫で年月を重ねて、やさぐれた発酵を続けた味噌は独特のコクをえて赤味噌となります。ちょっと味が濃くなり、やんちゃな彼ですが名古屋では大活躍していますね。

逆に毎日なんらかの形で食卓に上らせてもらっている味噌は、やわらかな発酵を続けて白味噌になります。まろやかな甘味のある、穏やかな彼は主に近畿地方で大活躍しています。

週3回くらい食卓に上らせてもらえている味噌は、そのままの色と味を保ちます。いつも変わらぬ、バランスのよい味を約束する、家庭の守護者と言ってもいいでしょう。いや、さすがに少し大袈裟だったかもしれませんね。

赤味噌、白味噌、いつもの味噌。皆さんの家庭の味噌はどうなっているのでしょうか。どれもが個性的でおすすめですよ!