私は小学生の頃から今にいたるまで、ずーっとアレルギー性鼻炎である。年がら年中なんらかのアレルゲンに脅かされ、ティッシュがかかせない。
ひどいときには、夜のあいだにティッシュを半分くらい使ったこともある。出掛けるときにもポケットティッシュ二個は持っていないと落ち着かない。
忘れたりしたらもう、大惨事である。鼻水を垂らしたアラサーほど惨めなものはないだろう。
年がら年中ティッシュを消費し、なんとも森林に優しくない男である。一人で三人分くらいのティッシュを消費しているのではないだろうか。

点鼻薬を使うようになってからは多少楽になったが、それでも時期によってはかなり鼻水が出る。それはもうだらだらと。マーライオンもびっくりなくらいに。
いっそ鼻にティッシュを詰められればと思うが、さすがにそんなあられもない姿をさらすのはためらわれる。そのくらいの羞恥心はある。

アレルギー性鼻炎の特効薬が開発されることを祈りつつ、私は今夜もティッシュを浪費する。