みそ(鳩胸)の日記

2017年09月10日 22時22分

発酵食品の記録 10

タグ: 味噌 記念発酵

この記録もついに10回目を迎えました。
秋の空のように変わりやすく飽きっぽいと噂される、私の発酵心ですがよく書いたものです。内容はどれも読むに耐えないものですけどね。
読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。

さて、あまり気持ちのこもっていない挨拶はこのくらいにしておいて、今回は10回目なので記念発酵についてお話したいと思います。
私たち発酵食品にとっては馴染みの深い記念発酵ですが、皆さんにはあまり知られていないのではないでしょうか。けっこうお恥ずかしい内容なので、忍者のごとくひっそりと行っていますからね。

記念発酵はまず「今日は私の○○記念です」と発酵仲間たちに宣伝するところから始まります。主にツイッターみたいなので。
ある程度のイイネ的なものが押されたら様々な色の電飾や、子どもの頃にお誕生日会などで作った紙のわっか飾りを誰かに用意してもらいます。決して自分で用意してはなりません。誰かに頼みましょう。
そして次にピザやケーキなどのパーティー料理を、これまた誰かに用意してもらいます。ただし、この代金は後できっちりと渡しましょう。後で支払わないとよほどの間柄でない限り嫌われます。お金の問題は最も信用を失います。
最後に、発酵パーティーナウ、と会場の写真を誰かに撮ってもらいツイッターみたいなのに上げます。ちなみにこの時なるべく大勢で、自分だけが楽しそうに写るのがポイントです。周りはあまり仲良くない、無理やり集めたようなものたちで固めるとベター。

こうした後に、私の記念に集まってくれた仲間たちにマジ感謝、とツイッターみたいなのに書き込んで再びイイネ的なものをもらいます。
これら一連の自己顕示欲を満たすがための行為に、思わず身体が火照り全身の麹菌がうずきだします。それはもう悶えるくらいに。
こうした恥ずかしさを糧に発酵することが記念発酵です。人様には決してお見せできぬ姿ですね。