私は一つ宝物を探し当てた。空の色をした不思議な土である。
しかし何故だろう。その土に触れているだけは全てが欲しく思えてしまう。
私は一つ宝物を探し当てた。硝子のように透き通る緑色の泉である。
しかし何故だろう。その泉に映ってるのは愛する者が私以外の者と親密な・・・
結婚か・・・本当に信頼しあえる相手と愛を誓うというが、
自分以外の人を一生信頼するには、それなりの覚悟がいる。
問題はその覚悟が双方にしっかりとあるかである。
愛する相手がいれば、是非大切にしてあげてほしい。それが相手の信頼を呼ぶ。
私は一つ宝物を探し当てた。食欲をそそる桃色の種である。
しかし何故だろう。その種を手に持つと、食用に適さない物まで食べたくなる。
宝を探して三千里・・・
私は非モテにとって大切な宝とはどんな物なのか気になる。
私は一つ宝物を探し当てた。良い香りを放つ紫の花である。
しかし何故だろう。その香りを嗅ぐ度に、愛する者を忘れていく。危険な華だ。
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