インタビュー
好きな作家さんはだれですか?
浮気性なもので、たくさん好きな作家さんがいるのですが、特に好きな3人をご紹介させていただきたいと思います。
まずは森見登美彦さん。「夜は短し歩けよ乙女」で有名な方ですね。ユーモアあふれる、クスッと笑える文体が魅力的な方ですが、「きつねのはなし」や「夜行」などの、暗いところを覗くようなどきどき感のある文章もものすごく上手いです。
続いて小路幸也さん。ドラマ化もされた「東京バンドワゴン」シリーズが特におすすめです。古き良きホームドラマのような雰囲気の小説で、はまればもうシリーズを一気読みしたくなるくらいに面白いです。
最後に、ここ最近で一番おすすめしたい伊吹有喜さんです。この人が書いた本をたぶんすべて読んでいるのですが、どれも間違いなく面白いです。
まだ文庫化はされていませんが「彼方の友へ」は、読書好きな人にぜひとも読んでいただきたい名作です。戦中の東京を舞台に、雑誌作りに奮闘する主人公の姿に感動します。