2023年11月17日 23時25分
目黒のサンマ
という落語がありまして、まあ有名なので説明するまでもないかもしれませんが、
庶民が食べる焼きサンマをひょんなことから出先の目黒で食した殿様、そのうまさに感動し
屋敷に持って参れと命じるのですが、家来は殿様の健康を考え、
サンマは焼かずに蒸し、脂を取り除き、骨をすべて取り除いて出し、
殿様はそのサンマがぜんぜん旨くなかったので「やっぱりサンマは目黒に限る」とぼやくというもの。
なぜこんな話をするのかというと、時代が進むにつれてこの殿様と同じになっていくよなあ、と。
今から考えると昭和の時代というのは(昭和と一口に言っても長いですが)ものすごく不潔でしたよね。
風呂なし物件なんか珍しくなかったので数日に一度銭湯に行く程度の人もざらにいたし、
子どもは泥まみれで野生の生き物触ったりして遊んでいましたよね。
それが今はコロナ対策で消毒だマスクだ、飛沫が危ない
そういう対策をしまくった結果、子供の免疫力が下がってしまって大変だと騒がれています。
今から見れば昭和は異常だけど、昭和から見れば今は異常でしょう。
別のことで言えば昔は近所の食堂で顔なじみの店主と一言二言、あいさつ程度の会話も交えて外食したわけですが
今はタッチパネルで注文したらロボットが運んできてセルフで会計です。
こうして、効率だとか、安全性だとか、防犯だとか、そういうスペック的な数値はどんどん良くなっているわけですが
「無機的」「味気がない」「遊びがない」方向に進んできてるんですよね。
どちらが良いとは一概には言えませんし、今さら昭和の生活レベルになりたいとは思いませんが
この流れは僕がどう思ったところで阻止することはできません。
できることはせいぜい「それが世界の選択か…」と悲しげな顔をするくらいです。
まあ、昔からこの手のことを言う人はいて
昔は旅は徒歩であり道中の出来事がたくさんあったが今は新幹線や飛行機で目的地にワープしてしまうのが良くないだとか
あるいは携帯電話の普及で待ち合わせというものがなくなったのが良くないだとか
主におじさんがそういうことを言ってきたように思うので
いよいよ僕も歳をとったのかなと思ってしまうのですが
今はまだしも、これから先はどうなってしまうんでしょうね。
発展を担う職業の人口から考えても、たとえば1900~1910年よりも2000~2010年の10年間のほうが
文明の発展スピードが急速ですよね。
産業革命以降、時代が進めば進むほど加速度的に文明が進歩してきたわけですが
この先、さらに時代が進めばシンギュラリティが起きればジェネレーションギャップも大きくなり
5~10歳違う人とは世代が違い過ぎて話がかみ合わない、なんてことも起きるかもしれません。
そう考えると、未来は見てみたいとも思う反面、恐ろしさもあり、
グレートリセット後の世界はどうなってしまうのかと思ってしまいます。
一つ言えるのは、未来は便利になる反面、色々規制されて窮屈になるでしょうから
そういう可能性のあるもの(たとえば、パ**なんかが筆頭?その他、大人なお店など?他にもきっと色々あるでしょう)は
もしやりたい人がいれば早めに経験してほうが良さそうです。
話の落としどころがいまいちしっくりきませんが
ラグを司る者『Nₐ』
つまり、ソー○は目黒に限る!てかんじ?
2023年11月17日 23時50分
にゃんぱす
ラグを司る者『Nₐ』さん 僕の駄文をちゃんと最後まで読んでる人っているんだな…コメントありがとうございます。目黒でもどこでもいいのでいいお店あったら連れてってください。とんかつソースの話ですよね?
2023年11月18日 06時32分