プーチンのおかげで誰もが気付いた、「核兵器はあったほうがいい」 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/03/npt.php #ニューズウィーク日本版 @Newsweek_JAPANより

　冗談めかして皮肉まじりに書いてる感があるけれども、実際問題、ウクライナが侵略を受けた原因はNATOとの関係とか色々あったとはいえ、やはり核を中心とした防衛力を失っていたことは大きい。それはもう去年の段階で分析されていたはずだが、何故ここに来てこういう記事を書いているのか分からない。もしかしたら常に核の脅威にさらされている日本へ向けたメッセージと捉えることも可能かもしれない。

　事実、日本は第二次大戦時にも旧ソ連との不可侵条約を一方的に破棄されて侵略を受けて領土を切り取られたままであるし、また竹島も主権が一時的に無かった時に反撃できずに奪われてそのままだ。また、現在では一方的に尖閣諸島領域に侵入されても憲法に規定された国防軍が動かせないから日本人が行けない状態になってしまった。

　平和を愛すると口では言いながら軍事力を背景に、弱い国家に殴りかかってくるのが近隣諸国であるということは、戦後の世界を見渡せば良く解る話で、日本国憲法の前文なんかただの綺麗ごとだ。そもそもどこの国でも大抵は平和の為に国防するのだ。今回のウクライナ侵略ではロシアだって建前ならロシアと周辺のロシア系住民の平和のために立ち上がったと言って憚らないではないか。