恋する寝台特急物語17

博也、とわこ25歳。
福岡に来て7年。とわこは無事大学を卒業し、地元の会社に就職した。一方、博也は主任という肩書きをもらって、バリバリと働いていた。
夏のある日、とわことビアガーデンに行った。福岡の夏は、からりと暑い。ビールも美味しく進んだ。
「そろそろ結婚を考えないといかんな」
「今、何て言ったと?」
「いや、何でもない」
「気になる!」
「何でもない」
「んー。気になるばい」
「それより飲もうよ」とわこはしぶしぶ飲んだ。
翌日の夕方。ある物を買いに、博也は少し帰りを遅くした。
「ただいま」
「お帰りなさい。ご飯できとうよ」
食事をし、まったりとした時間を過ごした。
「あのさ、話を聞いてくれないか」
「どうしたと?」博也は、スーツのポケットから小さな箱を取り出し、とわこの前で正座した。
「私と結婚して下さい!」箱を開けた。すると、2つ指輪が現れた。とわこは口元を押さえ、涙をこぼした。
「はい、謹んでお受けいたします!」
「有り難う!」博也は指輪を取り出し、とわこの左手薬指にはめた。そしてとわこが博也の左手薬指に、指輪をはめた。博也はとわこを抱き締め、涙をこぼした。
「有り難う…有り難う…」
「九州男児が泣いたらいけん。気持ち、わかったけん」
「不安でしかなかったんだ。受けてくれて良かった…」
「私も嬉しかよ。いつ、切り出してくれるか待ってたとよ」
「絶対幸せにする!」
二人は幸せを噛み締めあった。

いとくず

いい話

2019年09月22日 20時23分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

いとくずさん いつまで続けよう…

2019年09月22日 20時26分

尻神さく(ゲラ)

泣いたらいけん!!
かわいい…
米倉さんが書く違う話とかも読んでみたい!!

2019年09月23日 20時31分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

尻神さく(ゲラ)さん 後は官能小説になるなぁ。日記に、新幹線恋物語って言うのがありますw

2019年09月23日 21時22分

尻神さく(ゲラ)

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長さん 官能小説は逆に難しそう…
他のもあるんですね!っしゃ!
ありがとうございます!

2019年09月23日 21時39分