みったんの生態を調べるにあたり我々は、まず綺麗に消毒したみったんを何もない部屋に入れその様子を3日観察した。エサは朝晩カロリーメート1本を与えた。

1日目
朝9時、部屋に入れた直後のみったんは、出して出してと扉を叩き泣いてせがんでいたが1時間程で泣き止み部屋の隅で体操座りをしてブツブツ何かを言っていた。
夜8時、夕食を運んだ研究員が入室すると、「もう出ていいんですか」と研究員に話しかけたが研究員が無視をしたので、「ねぇ、無視しないで。。閉じ込められるより無視の方が辛いからぁぁぁ」とまた泣き出した。
この日は、何も口にせず就寝した。

2日目
ずっと寝転がっていたので動く気がないと予想をしていたが、
昨日とは態度が一変してエサを運ぶ研究員が入室する隙を見て外へ逃げ出したがすぐに取り押さえられた。取り押さえられた際「くそぉ！腐った人間どもガァ！！社会が腐ってやがる！！私天使だよ！？ねぇ天使だよ！？こんなことしていいの！？！？いいわけないよね、、、ねぇ！、ねぇ！？！？、わかった！ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、生意気なこと言ってごめんなさい！だから離して、いや離さなくてもいいから話して！？私と話して！？、、、、、ねぇぇぇぇえ！！無視はやめてよねぇ、、、天使だって傷付くんだよ！？わかった！！わかった！！みったん君たちが天に行く時天国に連れてってもらえるように口利きしてあげるから、ね？、、、、ねぇぇぇぇぇええええ！！この愚民どもがぁぁぁああ！！お前らなんか滅亡させてやる！！跡形もなく消し去ってやる！！あぁっぁぁああああああ！！」と独り言を言っていた。が無視しながら部屋へ戻すと、「ごめんなさい、さっきは生意気なこと言ってごめんなさい。脱走しようとしてごめんなさい。出してよ、ねぇだしてよぉぉおおお、、、出さなくてもいいから責めて誰か話してよぉぉぉおおねぇぇぇぇええ、、、、私がわるかったからぁ、、、わるかったからぁ、、、、靴でもなんでも舐めるからぁ、、、なんでも言うこと聞くからお願いねぇ、、、お願いします、、、、」と1時間近くドアを叩き続けていたがその後諦め壁に向かって何やら呪文を唱えていた。
午後8時のエサの時間も壁に向かって呪文を唱え続けていた。

3日目
朝6時、研究室へ向かうと笑い声が聞こえてきた。
みったんは涙を流しながら笑っていた。なんか、ちょっと苦しそうだった。あとたまに笑いすぎてむせたり「おぇぇえ」ってなってた。けどちょっと面白いのでずっと見ていたらある事に気付いた。みったんが笑ってる途中こちらをチラ見するのだ。試しに隠れてみるとみったんは笑うのをやめた。狂っちゃったかなと思ってたのでなんか安心した。その後のみったんは四つん這いになり呼吸を荒げていた。途中「なんでそっちまで笑ってんだよ、わけわかんね。。。もうわけわかんねぇよ。。。」と小声で言っていたのが聞こえた。

朝8時のエサの時間、今日は、私自らエサを持って行くことにした。今日は少しくらい話してあげようかなとか思いながら部屋へ入るとみったんが「おか入りなさいませご主人様！」と頭を下げた。面白いので無視を続けていると「こちらのお席までどうぞー」と私を誘導してきたので、敢えて無視してみると、「ちょっとちょっと！！そっちじゃないぞっ(๑>◡<๑)」と言い腕を引っ張られた。結構力が強かった。みったんの言う席とやらまで引っ張られて座らせられるとみったんは、「改めましてご主人様お帰りなさいませ！本日のご注文は、いかがいたしますか？何かご用があったら何なりと私にお言付けくださいませ！！それでは！！」と壁側まで行って何やらカップみたいなモノを磨いているそぶりをしていたので結構役に入り込んでるなとか思いながら観察を続けていると、他の客の対応する演技までしていた。6分ぐらい経ったであろうか、みったんはふとこちらに気づく様なフリをしてこちらへやってきた。「ご主人様！！何かご用はございますか！？（╹◡╹）」みたいな感じで気さくに話しかけてくるので私もつい「それでは、カロリーメートをお一つくださいな」と言うとみったんはにっこり笑って「あー喋ったぁぁぁーーばーーーーか！！」と言われたのでそのまま帰ると私の足にしがみついて「ごめんなさい！なま言いました！ごめんなさい！ご主人様ぁぁぁ！！ホント！ホントごめんなさぁぁぁあああああいーーだから行かないでぇぇええ1人にしないでぇねぇぇぇえええ靴も舐めます！舐めますから！！ねぇ、、、ご主人様！」無視しないでぇぇぇぇえええええ」と泣いてせがまれたが振り払って蹴りを入れると「ありがとうございます」と言っていた。

こうしてみったんの観察を無事に終えたわけであるが、結果、みったんは総合的にバカであると言うことがわかった。