みそ(鳩胸)の日記

2018年01月16日 18時50分

みかんの皮剥き職人

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冬といえばあたたかいこたつに、甘いみかん。日本人が描く冬の風物詩ですね。
しかしそこのあなた、みかんの皮剥きをわずらわしいと感じたことはありませんか。
今回はそんなあなたのために、みかんの皮剥き職人を紹介したいと思います。

みかんの皮剥き職人はあなたがみかんを食べたいと思ったタイミングに、どこからともなくみかんを取り出し、華麗に剥いて差し出してくれる職人です。
タイミングは職人独自の発達した受容器官、通称みかんセンサーで察知してくれます。
みかん関連のことしか察知しないので、プライバシーはちゃんと守られます。個人情報や性癖が漏れることはないのでご安心ください。
ただしこのみかんの皮剥き職人、赤子が泣いても白い筋は取らねえ、というポリシーを持っているのでそこだけは尊重してあげてください。

みかんの皮剥き職人を雇うには、まず街で彼らを見つけなくてはいけません。みかんのにおいがぷんぷんとし、不自然なまでに手の指が黄色くなっているのでわりとすぐに見つかります。
ここで注意してほしいのはいきなり、あなたみかんの皮剥き職人ですよね、と声をかけてはならないということです。
彼らは基本的に仕事とプライベートをきっちりと分けたいタイプなので、いきなり指摘されると誤魔化して、そそくさと逃げてしまいます。
ですからまずは、こんにちはお茶でもいかが、と街でたまたま友人に会ったときのように、なるべくフレンドリーに声をかけてあげてください。みかんの皮剥き職人はだいたい友人が少ないので、喜んでほいほいとついてきます。

入る喫茶店選びにも注意が必要で、彼らはスタバやタリーズなどのチェーン店を好みません。注文が難しくてこわいらしいです。
なので個人経営の小さなところを選びましょう。老夫婦が営む昔ながらの喫茶店がベストです。
席はあまり外からもカウンターからも見えない位置にしましょう。みかんの皮剥き職人は視線に敏感なのです。
注文も自分のを頼むついでに、みかんの皮剥き職人のものも一緒に頼んであげましょう。そういった優しさが後の良好な関係を作ります。
コーヒーがきたら軽く身の上話を聞いてあげてください。みかんの皮剥き職人は寂しがり屋さんなので、自分語りを誰かに聞いてほしくてたまりません。
一杯のコーヒーを飲み終えるくらい聞いてあげたら、電話番号やLINEのID等を交換してオーケーです。彼らの勧誘は家に帰ってから、電話越しにゆっくりと行いましょう。
これで明日から、あなたの家にもみかんの皮剥き職人が住み着いてくれます。快適なみかんライフが約束されたも同然です。

みそ(鳩胸)

甘酒も冬の風物詩ですね。こたつで作れるらしいので気になっています。
レッツ発酵!

2018年01月16日 19時06分