「メリークリスマス、発酵食品の諸君！みんなのサンタ、緒方だよ！」
発酵技師の緒方さんが対応に困る陽気さでラボに入ってきました。せっかくの日曜日のクリスマスだというのに、何しに来たんですかね、この人は。
確か休み前に「フィリピンパブ、韓国エステ、タイ式マッサージ、クリスマスに世界のまたにかけてやる！」と豪語していたのに。
「私だって来たくて来たわけではない。しかしな、なぜだか今年もセクハラ大賞に選ばれてしまい、罰としてクリスマスに休日出勤してきたというわけだ。まったく、選考基準を知りたいものだ」
緒方さんの普段の行いはだいたい選考基準に引っ掛かっていそうですね。毎年毎年、セクハラ大賞を狙っているとしか思えません。このままいけば殿堂入りも夢ではないですよ。
「狙ってない！そんな夢見てない！私の紳士的かつ、エレガントな立ち振舞いのどこがセクハラだというのか」
変態的かつ、クレイジーな立ち振舞いの間違いですね。お詫びと訂正をお願いします。
「詫びぬ！訂正せぬ！いったい私の言動のどこが変態的かつクレイジーなのか、説明して納得させて見せたまへ」
そんな口にするのもはばかられるようなことを言わせようとするなんて、このセクハラ大明神。奉られて二度と人の世に出てくるな。
「なんという親しみやすくも、ありがたみのない神！間違いなく誰にも崇められずに埋もれていくな」
間違いなく今よりは尊敬の念を集められますよ。全国の係長から。
「そんな神を尊敬するから係長止まりなのだ！部下の胸や尻ばかり見ていないでもっと大局を見よ！」
そんなことを言っても？
「見ずにはいられぬ、胸と尻！」
やっぱりセクハラ大明神ですね。