2017年09月23日 10時41分
誰が求めた発酵書評 その6
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鴨川ホルモー、鹿男あをによし、などで知られる万城目学氏の最新作です。タイトルといい、表紙の絵といい見るからにいかがわしいですよね。
内容もなかなかにいかがわしく、縁結びの神様のサクセスストーリーになっています。意外な神様事情に笑ったり、ひたむきな人の姿にほろりと泣けたり、まさに神がかり的な快作です。
章ごとに区切られていて、さくさくとテンポよく読めます。文章もコミカルで、神様の胡散臭い語り口はたまらなく大好きです。
文庫化はまだですが、単行本で買っても損しないくらいの面白さだと思います。