2017年09月16日 09時13分
誰が求めた発酵書評 その5
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夫とうまくいっていない泉はある日、自殺しようとする女子高生 千代子を止めます。
不思議と惹かれあう二人はお互いの事情を話し、見知らぬ山里で新しい家庭を築くことを決意します。
息子一人、娘一人、母二人。
少しいびつな形の家族ですが、彼らは自分たちだけの家族のあり方を、多くの喜びや幸せとともに見つけていきます。
時にはぶつかりあったり、辛いことや苦しいことも乗り越えて家族となっていく。そうやって形作られたものはとても尊いものだと思います。
読んでいて愛しい気持ちになるお話でした。