一汁一菜子の日記

2017年09月10日 19時01分

DUNKIRK/Christopher Nolan

1940年、ドイツ軍によりイギリス・フランスの連合軍がフランスのダンケルクに包囲され、イギリスによって計画された連合軍大規模撤退作戦、通称"ダイナモ作戦"に基づく映画である。

これまでのクリストファー・ノーラン作品を期待して観に行った人にとっては賛否両論となる映画だと思う。まずCGが殆ど使われていない、そしてノーランの映画独特の計算し尽くされたような台詞、展開というのは皆無で陸・海・空と3つに分かれダンケルクであの日何が起こったのか淡々と映像にされているに過ぎない。
しかし、ドキュメンタリータッチに描かれている訳でもない。戦火に放り込まれ"生"に執着する者、"国"に勝利をもたらそうとする者、未来を担う若者を戦争に送り込んでしまった"後悔"を持ち続ける者。様々な者の視点をしっかり描いているのはクリストファー・ノーランらしい映画だと思う。

戦争という残虐性を含んだテーマを持つ映画が苦手な人は多いと思うが、
"同盟国"とはどういう存在なのか、何十年先にどういう考えを相手に持たれるのか。正しく認識を持つことはとても大切だと感じているし、ダンケルクにはそれが痛いほど描かれているので映画を観た人も観ない人も史実だけでも調べることをお勧めしたい。

でも私はドラマティックな映画が好きなので口直しにインターステラーを観直したい。
星は5でいうと3.8というところかな。

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ダンケルクに出てくるフィン・ホワイトヘッドという役者が本当にタイプでかっこよかった。。
これから色んな映画に出るんだろうなあ。楽しみ。

一汁一菜子

カエル?私はどちらかというとげっ歯類に似ているのだが…。

2017年09月10日 20時01分