itomasa7の日記

2016年09月20日 04時10分

【映画 君の名は。】感想※ネタバレ

新海誠監督といえば

●秒速5センチメートル

「うわー、背景描写超綺麗!」

そして、小中高とモテ期3回来たけれど
何もしなかったヘタレ主人公は、
大人になってSEになり、女にフラれて終わるという、
IT業界人への警鐘としての金字塔の地位を得た名作(?)。


●言の葉の庭

「うわー、背景描写超綺麗!新宿御苑内は飲酒禁止なんですけども!」

靴つくりが趣味の主人公男子高生は、
学校でいじめにあってメンヘル化した新人女教師の為に
先輩に楯突くけど複数人相手じゃ喧嘩負けちゃった。

でも女教師転任してまた頑張るって!
くつ作るよ!
で終わった迷作。


というように、背景映像の描写ばっかこだわって、
一番大切な物語とその登場人物達の描写が下手くそな

「今まで通りお前はエロゲOPでも作ってろや!」と
言いたくなる監督No.1だった訳なんです。


しかし、劇場で放映されるPVも面白そうで、
実際公開開始後あっと言う間に超評判が広まった「君の名は。」。


「あの新海誠がそんなに面白いと人に言われる作品、
  本当に作れるのか?」
とは思いつつ、周りの人たちも大絶賛している状況です。


今回の映画鑑賞×4本の旅の中で、
(一応)一番の期待作ではありました。

ただし、、、哀しい事に

・ まだ公開前別の映画を観てたら、
  他の客(カップル)がでかい声でネタバレトーク
  (何故知っていた?と思ったんですが)、
  これを直撃
  
・ 更にには公開当日、某掲示板で
  「こんな話だよ!」と完全物語全体のネタバレの
  1文を踏んでしまっていた


こんな俺でも、まだ「君の名は。」を楽しむ資格はあるのかい?

と聞きたくなるような自分の情報把握状態でした。


そして、9/18(日)朝からの徹夜行と、
最後に観たBFG(ビッグフレンドリージャイアント)の
あまりのつまらなさに、

「今の俺は感じる心も無くしてるけど大丈夫?」と
体調的にも良くない状態。


しかし、君の名は。はすごかったです。

冒頭から登場する魅力的なキャラクター(主人公/ヒロイン)と
それをとりまく友人環境や街その他の風俗、

そんな世界と主人公/ヒロインの行動に笑わせられ、
ちょっとしんみり、と感情をぐいぐい引き込まれながらの展開が、

ある所から、
「えっ、もう会えないの!?」という気持ちと
主人公はヒロインを救えるの?救えないの?という
ギリギリまで結果の見えないドキドキ感、

そして最後の最後に
「新海誠だから物語の終わりを綺麗に終わらせてくれないんじゃあ…」との
疑念までわいてのはたまた繰り返すドキドキ感。

そんなこんなで物語の展開/起伏に一喜一憂させられ、
主人公/ヒロインの行動と世界の変化に涙して、
と「感動」の二文字で呼ばずにはいられない、

本当の名作でした。


・ 新海誠が総監督扱いでいいんだよな?

・ 新海誠が原作なんだよな?

と本当に何度も疑うぐらいに今までの作品と違って、
観客の視点/気持ちをよく考えて作られていた作品、
人間ドラマだったと思います。


と、「感動した!感動した!」と元総理のように
Twitterで感想連呼したはいいのですが、
今度はそんなにまで感銘を受けたこの作品の、

感想やらネタバレなんかをうまく書く自信も気力もない。

ただし、この気持ち、他のネタに触れてブレていくのは嫌だ!

例.「RE:ゼロから始まる世界生活」が丁度最終回録画完了後で、
  帰宅してすぐにも観たかったのですが、

  「君の名は。」の感想書くまでにそれに触れてしまって、
  自分の中の「君の名は。」が薄れてしまうのが嫌だと言うぐらいに


と、先にさっさと「傷物語Ⅱ」「ビッグフレンドリージャイアント」の
感想を書いて、更に寝て

「気力ゲージが溜まったかな?今なら君の名は。の感想書けるかな?」と
深夜1時半、今も気持ちを手探り状態です。

※ だって、「君の名は。」は、今年では間違いなくNo.1の名作で、
  「シンゴジラ」と二巨塔と言っていいレベルの作品なんですもの( ´ー`)


※ 物語が本当に小さく、または大きくどんどん動いて
  新たな状況を開示していく作品なので、
  はっきりいって起きた事や主人公/ヒロインの行動の全部が全部、
  覚えている自信がありません。
  
  だから、こんな感じだよ、順不同だよ、程度で書かせていただきます。
  
  本当の物語はぜひ劇場やDVD/ブルーレイで味わってみて欲しいと思います。


【あらすじ】

・ 満員電車の中から(自分の目的の駅なのか)慌てて飛び出す男子学生と
  その後ろから「滝くん!」との声。
  あわてて振り向いた男子学生に女の子が投げた紐
  (組紐って言うのかな?)を受け取った所で・・・

・ 目覚まし(スマホ)が鳴って目が覚める少女(高校生ぐらい)、
  自分の様子を(主に胸を)
  「アレ?アレ?」と揉みつづけ、

  妹「お姉ちゃん、早く起きてよ、ご飯だよ!」と妹が来て、

  妹「お姉ちゃん!何してるの!(胸を揉んでる姉を見て」

  そして少女は鏡を見て「アレー!?」と更に叫ぶ。

・ (一瞬で翌日へ)
  再び少女、田舎町(飛騨)、実家の祖母と妹とご飯を食べて、

  妹・祖母「今日は普通だね、昨日はなんかおかしかったよ?」
  
  村の放送から流れる村長選の話のスイッチを切り
  (ああいうの家についてるものなのかな、田舎って)
  TVをつけると「流星群が数日後に地球に最接近する」との話題。
  
  ※ 祖母が一葉(ひとは)、亡き母は二葉(ふたは)、
    少女が三葉(みつき、みつばと間違えてました)、
    妹が四葉(よつは))
    
    神社の家系です。

  ※ 現村長にして、次期村長選候補でもあるおっさんは
    三葉、四葉の父親ですが、
    母親の二葉が亡くなった時、
    あまりの悲しみに

    「神社なんてやってたってダメなんですよ!
      僕は二葉が好きで結婚したんです!」と

    家を飛び出して行ったきり。
    
    ※ 二葉が亡くなった理由については説明されませんが、
      もしかしたら神職(神社業)やってた事が何か
      マイナスしてしまっていたのかも。

  ※ 飛騨だとはすぐに説明されるのですが
    三葉達が住んでいて学校への通学路でもあって、
    と印象的な湖が何湖なのか、
    簡単にググったけど分かりませんでした。
  
  ※ そうそう、ここで自分としては重要な話。
    いつもなら自然その他の風景をどこまでも美麗にCGで描く新海監督ですが、
    自分のねぼけまなこを何度こすっても、
    そこまでCG描写に拘った綺麗な映像、という感じではなく、
    あくまでも普通に田舎の風景として描写されていました。
    
    ? 今回は背景描写より、キャラにこそ凝ってそう?
  
  
  普通に田舎道を学校に行って、いつもつるんでる

  ・ 男子高生(土建屋の息子、三葉にちょっと気のある様子)

  ・ 女子高生(放送部、三葉、男子高生両方と仲がいい)

  と、昼にお弁当を食べていると
  
  「今日は普通だな、昨日のお前なんかおかしかったぞ」
  
  ※ そうそう、教室で授業を受けている時、
    自分のノートの内容の中にいきなり
    荒々しい文字で「お前は誰だ!」と書き込まれているのに
    驚く三葉。
    
    というシーンがありました。
  
・ そして今度は東京。
  目覚まし(スマホ)で起きる少年(高校生ぐらい)。
  彼は滝くん。
  
  そして先の少女の目覚めと同じく、

  「な、ない!?(胸が)」

  そして

  「な、なんかある!?(股間のものが…)」

  と驚き、そして父に呼ばれ
  
  父親「今日、お前が飯当番だったのに寝坊したろ、
    もう出るから味噌汁食ってけよ」
  
  との事。
  
・ 家を出ようとするが、「ト、トイレー・・・」と。
  (主に股間を見つめながら)
  
・ そして何も情報がない所から、学校へたどり着いたのはもう午後。
  いつもつるんでる

  ・ 男子高生1(メガネ男子、頭が良さそう)
  
  ・ 男子高生2(ちょっとヤンキー入ってそう)
  
  と、屋上でご飯を食べてると
  
  「お前、学校への道が分からなくなったとかなんだよ(笑われる」
  
  滝くん「そうだよね(女の子しゃべり)、あたし・・・」
  
  「お前、なんか変だぞ?」
  
  滝くん「・・・ぼく?」
  
  「お前、やっぱ変だぞ?」
  
  滝くん「・・・俺?」
  
  「・・・うーん、治ったか?」
  
  ※ そう、滝くんの中には三葉が入っている状態です。
  
・ そして
  男子高生1「今日、カフェ寄っていこうぜ?」の言葉に
  
  滝くん(三葉)「カ、カフェ!(すごく嬉しそう)寄る、俺!」
  
  都会のカフェに驚く滝くん(三葉)「うわー、すごい綺麗、
    うわ!料理高っ!でも美味しそう・・・」
  
  そして結構高額なケーキセットなんかをたいらげて
  
  スマホにLINE着信「今日バイトだろお前」(店長からかな?)
  
  滝くん(三葉)「え、俺バイトなの!?」
  
  男子高生1「え、お前今日シフト入ってたの?」
  
  慌ててバイトへ向かう(場所を男子高生1に聞きながら)
  
・ イタリアンレストランのウェイターのバイト、
  今日の滝くん(三葉)は
  慣れない事に失敗だらけ、
  怒るレストラン店主。
  
・ そしてある客(チンピラっぽい男2人)、

  食べた後のピザに爪楊枝を刺して、
  「おい、この料理爪楊枝入ってるぞ、
    刺さらなかったからいいものの・・・」
  とクレーマー。
  
  滝くん(三葉)「・・・あのお、でもここイタリアンですし
    爪楊枝は入らないと思うんですよね」
  
  クレーマー「なんだと!?」

  そこへやってくる美人女性店員、
  先輩(名前忘れちゃった)「滝くん、ここは代わるから・・・」
  
  先輩「お客様、大変申し訳ありません、
    お召し上がりいただいたお料理は無料にさせていただきますので」と
  難なく対応。
  
  そこにクレーマーの手元のカッターナイフの危ない描写・・・

・ 滝くん(三葉)「先輩、さっきはありがとうございました」

  先輩「滝くん、今日はどうしたの?
    さっきのやつら、クレーマーだろうけど、
    ああいう時はとりあえず無料にするのが決まりでしょう?」

  そこに他店員が気づく
  「○○(先輩の名)、そのスカート・・・」
  
  そうです、クレーマーはカッターナイフでスカートを切り裂いていたのです。
  
  先輩「あいつら!顔覚えてる?」
  
  とやりとりがあり、事務所へ入って
  
  滝くん(三葉)「・・・先輩!スカート脱いでください!
    あ、俺こっち向いてますんで!」
  
  驚きながらもスカートを脱いで滝くん(三葉)へ渡す先輩。
  
  それをお裁縫道具で切られた部分を綺麗に、
  そして緑の地面とおうち、など
  ちょっと可愛らしく縫いあげる滝くん(三葉)。
  
  先輩「・・・女子力高いんだね、滝くん。うん、元より可愛くなった!」
  
  先輩に気に入られ、一緒に帰路についたらしき2人。

・ 翌日の滝くん(中身も滝くん)
  
  男子高生1、2「お前、昨日おかしかったぞ、大丈夫か?」
  
  男子高生1「なあ、今日もカフェ寄ってく?」
  
  滝くん「いやあ、金ないんで・・・あ、俺今日バイトだわ」
  
・ バイト先で男性店員連中から吊るし上げられる滝くん。

  「お前、昨日○○さん(先輩)と一緒に帰ったらしいな!
    何があった!」
  
  滝くん「え、いや、あの・・・(返答につまる」
  
  そこへ先輩がやってくる。
  
  先輩「滝くん!昨日はありがとうね!」
  
  ※ 滝くんの思わぬ女子力の高さにかなりの好感度を得た様子。
  
・ そして、ここで
  滝くん
  三葉
  それぞれが気づく。
  
  自分達が夢だと思ってみていた女子高生、男子高生になっての生活、
  それは本当に中身が入れ替わっているのだと。
  
  ※ ここで「中身が入れ替わってる」という現象については、
    わざわざ「驚いた?ねえ、驚いた?」というつっこみはなしで
    (CMなんかで散々やってて観客全員知っているであろうから)
    こういう点は軽くネタバレしていく、という表現の軽妙さが
    流れとして結構良かったかと( ´ー`)フゥー...

・ 2人は週に2、3回、朝起きると突然入れ替わっています。
  そして入れ替わっている間の記憶は元の自分にはありません。
  そこで2人はスマホその他に入れ替わっている間の
  出来事を日記として書く、相手の生活を壊すような行動は取らない、
  などのルールを決めていきます。
  
  ※ ここですぐにお互い日記で自己紹介しちゃってます。
    「滝くん(東京)」「三葉(みつき、飛騨)」

・ 三葉は村長の娘、
  友人の男子高生は土建屋の息子、
  と裏のつながりについて、周りが色々噂しています。
  
  三葉はこういう空気を嫌がり、「早く大人になって東京へ行きたい!」と
  いつも思っています。
  
・ 三葉と友人の女子高生に男子高生が「カフェ寄っていくか?」と言い、

  三葉「カ、カフェ!そんなの出来たの!?寄る寄る!」

  と案内されたのは道沿いの自販機、番犬らしき犬が寝ています。
  
  三葉「カ、カフェね・・・」
  
  男子高生「そんなのこの田舎にある訳ないやろ(笑う」

・ 三葉は更に神社の娘であり、来る(きたる)お祭りに関係してか、
  ある儀式(村中の人に見られる)に正式な装束を来て参加します。
  
  自分と妹が舞台の上、米を噛んでマス(日本酒なんかの)へ吐く、
  「口かみ酒の儀」。
  
  ※ もやしもん、なんかで言ってましたが
    日本最古のお酒は
    巫女(処女)が自分の口でお米を噛んで吐き、
    それを発酵させたものだったとか。
  
  それを同級生に見られ、
  「うわー、吐いてるよ。アタシなら絶対無理だわ!」
  などと噂され、
  
  更に「こんな田舎出て、早く東京へ行きたい!」と想いをつのらせます。
  
・ 滝くんと三葉の入れ替わり生活の中、
  三葉(滝くん)は、三葉に対するクラス内のひやかしに対して、
  友人女子高生に「あれって、あたしに言ってるんだよね?」と
  椅子を蹴り上げます。
  
  ※ 滝くん(本物)は、かなり喧嘩っぱやい性格。
  
  三葉の方は、憧れの東京ライフを満喫しつつ、
  先輩との中をどんどん深めていく。
  
  ただし、滝くんのお金で憧れのカフェへ通いまくり、
  結果滝くんのバイトのシフト数が増えていく事に
  怒る(滝くんいわく、お前が色々食うせいだろ!と)。

  そして滝くんの方は三葉(滝くん)になるたびに
  「うわー!うわー!」と胸を揉んでは妹にみつかり、
  とかなり思春期男子高生状態。

  飛騨のカフェこと自販機横に、
  丸太を切って作ったテーブルなどを作って楽しくやっている。
  
・ 三葉(滝くん)の時、祖母と妹と共に
  御神体(だったかな?)という
  盆地の真ん中の大きな岩の下の洞窟へ行きます。
  
  ※ 三葉(滝くん)は、足の悪い祖母をおんぶしてあげますが、
    三葉が思った以上に体力がないので苦労します。

  そして、御神体の所へ川を渡ろうとする時、
  祖母は
  「ここは幽世(かくりよ)、この世とあの世の境目(さかいめ)」
  など、気になる事を言います。
  
  そして、御神体下に以前の口かみ酒の入ったとっくり(?)を2つ
  (三葉と妹のもの)置いてくる際、
  「これはあなたの命の半分」とまた意味深な言葉を。
  
  ※ これ以前にも三葉と妹と神社の仕事として
    組紐(?)などを編みながら、
    この世のつながり縁(えにし)その他について語ります。
    
    ※ これはどう考えても、
      三葉と滝くんの奇妙な入れ替わり生活その他を指しています。


・ 東京での滝くん。
  三葉が入れ替わっていた間に、勝手に先輩とデートの約束をしていて慌てます。
  
  先輩は女子力の高い滝くん(三葉)を期待したのに、
  慌ててしまいちゃんと対応できない滝くん。
  
  そして夕方、
  滝くん「あのお、お腹空きませんか?」
  
  に対して、
  
  先輩「今日はこれで帰るね」と。
  
・ 滝くん宛てに三葉から残されたメモには、
  女の子とデートなんかした事のない滝くんの為に、
  と色々なアドバイスやからかい、

  そして「この手順通りなら今頃、空に綺麗な流星群が見えるでしょうね」との記述。
  
  滝くん「流星群?あいつ何言ってんだ?そんなのねえぞ」

  そして滝くんは、三葉が入れていたスマホの電話番号に電話します・・・

・ 同時系列
  三葉の方は、夏祭り当日、
  何故か髪をバッサリ切った三葉を見て友人男子高生、女子高生は驚きます。

  そして夕方、

  三葉「そうか、今日は流星が来るんだ、先輩とのデート
    入れ替わらなきゃ私が行きたかったけど、どうだったかな」
  と空を見上げ、
  
  そこには綺麗に流星が光っています。
  
  そして三葉のスマホに電話が。
  
  ※ これは滝くんからの、ではなく、
    確か友人の男子高生からの、だったかな?
  
  そして、空の流星が分解し(欠けて)、
  上空の描写。
  
  雲を突き破っていくつもの流星のかけらが大地に降り注ぎます。

・ 滝くん。
  スマホ「おかけになった電話番号は使用されていないか、
    電波の入らない所に~云々~」
  
  滝くん「なんだ、あいつ」(人が一大決心してかけたのに)
  
  しかしそれから入れ替わりは起きませんでした。
  
  ※ ここからしばらく滝くんパート。
  
・ 滝くんは記憶の中の飛騨にハマって行き、
  色々な場所の風景をどんどん絵に描いていきます。
  
  ※ 絵の才能があるのか、滝くんが描く飛騨の色々な
    地域の描写はとても上手です。
  
・ そして一念発起。
  滝くんは飛騨へ行く事にします。
  
  バイトのシフトを男子高生2に任せ。
  
・ 1人旅のはずが何故か、先輩と男子高生1がついてきます。

  ※ どのタイミングだったかな、
    入れ替わりから戻った滝くんと三葉がそれぞれ泣いてしまう。
    
    そして、先輩から、
    「滝くんって昔あたしの事が好きだったりした?
      で、今は別の誰かの事を好きになってる」のセリフ。

  ※ あと滝くんはいつも手に組紐(?)を巻いています。
    先輩からの質問に、昔誰だかから貰ったお守りだと。

・ 自分なりに調べた飛騨の地を周りますが、
  どこにも三葉の時に観た情景がありません。
  
  あきらめて「東京へ日帰り」する為、
  ご飯を食べて帰ろうか、
  と寄った定食屋で自分の絵を広げていると
  「それは飛守(とびもり、※名前間違ってると思います)の絵?
    上手ねえ」
  と女将さん。
  
  そして厨房の亭主を呼び、
  「この人、昔飛守に住んでたのよ」と。

  「ここへ行きたいんです!」という滝くんに対して、
  
  亭主「行きたいってお前・・・ここは3年前流星で・・・」
  
  そして、先輩と男子高生1も気づきます。
  
  「ここが、流星落下の被災地・・・じゃあ・・・」
  
  そうです、三葉の暮らした飛守の地は、
  もう3年も前に流星接近の際、
  分解した流星のかけらが落下してその衝撃で
  あの湖がひょうたんのような形に。
  
  そして、夏祭りで集まっていた人々500人近くが犠牲に・・・
  
  図書館へ行く滝くん。
  
  そこで流星落下の被害報告、飛守の地に関する図書を読みふけります。
  
  そして被害者の一覧の中に三葉と、祖母、妹や友人(男子高生、女子高生)を
  見つけてしまいます。
  
  「それじゃあ、あれは3年前の・・・」
  
  ※ ここで滝くんと三葉の時間が3年ズレてる事に気づいたんだったかな?
  
・ 結局飛騨に泊まる事になり、いきなりの宿泊で部屋は1つしか取れず、
  先輩、滝くん、男子高生1は一緒の部屋に。
  
  温泉に入っているという男子高生、

  先輩「滝くんも入ってきたら?」
  
  滝くん「・・・いや、俺は・・・」
  
  そして、夜更け。
  
  2人が寝ている中でも滝くんはずっと絵を眺め、考えます。
  
  そして、かつて三葉の祖母、妹と訪れた御神体。
  「幽世(かくりよ)、あそこなら!」と
  
  先輩達に「先に東京へ帰って下さい、自分はちょっと寄り道をして帰ります。
    すいませんでした。」との書き置きを残し、
  
  先の定食屋の亭主に、トラックで飛守(だった地)へ
  送ってもらいます。
  
  亭主「これ、腹が減ったら食べな」とお弁当を渡されます。
  
  ※ 亭主は寡黙。
  
  亭主「あんたが書いた、飛守。あの絵は良かった・・・」
  
  そして山道の途中で降ろされます。
  
・ そして眺めた先は、かつて三葉として眺めた湖(丸い)、
  ではなく流星落下によりひょうたん型に分かれたいびつな
  湖になっていました。
  
  そして、飛守地区は瓦礫だらけで今も封鎖されているのを知ります。
  
  そこを辿りながら、「ここはあの時の!」と
  色々な場所を思い出と共にさぐります。
  
  ※ この辺りだったか、あるいは前日先輩と一緒だった時か、
    三葉の名前が思い出せなくなり、
    「そんな!だってあいつは確かに!そうだ日記!?」と
    スマホを確認すると、三葉が入れ替わった時につけてくれていた
    日記内容が文字化けし、そして消えていってしまいます。
    
    もう滝くんは三葉の名前を思い出せません。
    
    そうして「君の名は・・・」と苦しげに思い出そうとする滝くん。
  
・ そしてかつて三葉として祖母をおぶってやってきた
  御神体の地にたどり着きます。
  
  ※ ここは流星落下の被害にあっておらず、昔のままです。
  
  川を超えて御神体下の洞窟に入りますが、
  状況は何も変わりません。
  
  その時思い出します。
  
  祖母「これはあなたの命の半分」
  
  と口かみ酒を奉納した事を。
  
・ 2つのとっくり、左が確か三葉のもの。
  
  ※ 3年の時を経て、とっくりは苔で包まれています。
  
  とっくりの封を解き、その中の酒をおちょこに注ぎ、
  そして一気に飲み干します。
  
・ 入れ替わりが起きました!
  まずは滝くんが夏祭り当日朝へ。

  そして三葉の名前を思い出します。
  
  三葉は髪をばっさり切った状態でした。
  
  三葉(滝くん)は友人男子高生、女子高生にある計画を持ちかけます。
  
  ・ まず今日来る流星が分解し、そのかけらが飛守の
    夏祭り会場を中心とした範囲に落ちる事
    
  ・ 学校は被害範囲から逃れている為、
    そこへ村民を集める必要がある事
    
  ・ 自分は父親である村長に村民に学校へ避難するように言ってもらうよう
    頼みに行く
    
  ・ 男子高生は自分の土建屋からダイナマイトを盗んできて、
    変電所を爆破して欲しい
  
  ・ 変電所爆破で停電した後、学校の補助電池(?)が動き出すから
    女子高生(放送部)には、
    村からの放送として学校から
    「変電所で火災があり、山火事が発生しています、
      村民の皆さんは学校校庭へ避難して下さい」と
    呼びかけるように頼む
  
  男子高生「これで俺たち犯罪者だな・・・本当に流星は落ちるんだな?」と。
  
・ 一方、御神体下で目を覚ました滝くん(三葉)。
  再び入れ替わり出来た事に喜ぶと共に、
  「あの流星が、落ちる」という事をどうやってだか知ります。
  
  ※ 詳細は忘れちゃいました。

・ で、また三葉。
  男子高生、女子高生「昨日はいきなり東京へ行くって言うし、
    いきなり髪切ってるしあんた最近変だよ」のような指摘を受けます。
  
  そして「昨日」の回想。
  
・ 滝くんに会いに東京へ向かう三葉。
  滝くんが乗っていた電車に乗り、
  「2人は会えばすぐにお互いが分かるんだ!」という
  強い信念を持っています。
  
  そして、電車内、とうとう滝くんと出会いますが、
  向こうは英単語の勉強をしていて
  まったく三葉に気づきません。

  意を決して「滝くん!」と呼ぶ三葉。
  それに対して滝くんは「誰?あんた」と。
  
  ※ ここは鑑賞者全員分かっていたと思いますが、
    これは3年前の滝くん(多分中学3年?)で、
    当然三葉を知りません。
    
  映画冒頭のシーンになり、
  自分の降りる駅で満員電車から降りようとする滝くんに

  三葉「滝くん!」と叫び
  
  振り向いた滝くんへ自分の組紐(?)を投げ渡します。
  
・ そして「失恋」したと思った三葉は、
  髪を切った、と。
  
・ 三葉(滝くん)と男子高生。
  変電所を爆破します。

  男子高生「(再び)これで俺たち犯罪者だ!」
  
  そして、学校から村役場を騙り、
  女子高生の避難誘導の放送が始まります。
  
  三葉は父の村長の元へ向かいます。
  
・ 村役場は停電と謎の放送で慌てています。
  そこへ三葉(滝くん)が村長の元へ現れ、
  「流星が落ちるから村の人を避難させて!」とお願いしますが、
  
  父「そんな突拍子もない、そんな情報は来てないぞ。
    これもまたあの家の血なのか、二葉(母)も昔そんな事を・・・」
  と取り合ってくれません。
  
  頭に来た三葉(滝くん、元々喧嘩っぱやい)は、
  「あんたは!」と飛びかかろうとしますが、
  
  父「・・・お前は、、、誰だ?」と三葉ではない何か、
  
  という事がバレてしまいます。
  
  そして逃げ出す三葉(滝くん)。
  
・ 男子高生と出会い、「村長はどうだった?」と聞かれる
  三葉(滝くん)。
  
  「やっぱり俺じゃダメなのか?
    お前は夏祭りの会場の人たちを避難させてくれ!」
  と、三葉は「あの場所」(御神体)の所へ行けば、
  
  入れ替わった三葉に会えるのでは?と考え、
  男子高生から自転車を借りて御神体の盆地へ向かいます。
  
  ※ 途中で自転車は崖から落ちてしまいます。
  
・ その間にも流星が空に見え始め、
  男子高生は夏祭り会場へ行き、
  みんなに避難を呼びかけますが、
  村民も混乱していてうまく誘導出来ません。
  
・ そして、御神体の盆地。
  三葉(滝くん)「三葉ー!」
  
  その声が時を超えた滝くん(三葉)にも届き、
  滝くん(三葉)「滝くーん!」
  
  お互いが見えないながらも、ここに居る!、
  と感じられる所まで2人は行き、
  
  そして、2人は同じ世界に再会しました。
  
・ そして、滝くんは手首の組紐(?)を取り、
  滝くん「お前が会った時、俺は3年前だぞ、分かる訳ないだろ!」
  と三葉に組紐(?)を返します。
  
  それを髪(既に短く切ってますが)にゆわえる三葉。
  
  滝くん「そうだ!また名前を忘れないように!」
  とサインペンで滝くんが三葉の手に名前を書き、
  そして三葉が滝くんの手に名前を書こうとした所で
  (み)の1本線を引いた所で
  
  2人の世界は再び分かれてしまいます。
  (三葉の持っていたサインペンが落ちてしまう。)

・ 現代に戻った滝くんにはもう出来る事はありません。
  後は過去が変わる事を祈るのみ。
  
・ そして再び父(村長)に会う為に走り出す三葉。

  途中で転んでしまい(大転倒)、
  意識を失いかけます。
  
  そして再び滝くんの名前が頭から消え始めた事に驚き、
  慌てて手の平を見て驚きます。
  
  そこには滝くんの名前ではなく
  
  「すきだ!」
  
  と書かれていました。
  
・ 三葉は勇気を取り戻し、父の待つ村役場へ。

・ 高校で放送を続けていた女子高生は
  それがバレて、村民達に捕まってしまいます。
  
  ※ 「なんでこんなバカな事をしたんだ!」と怒られながら。
  
・ そして、夏祭り会場で避難を訴えていた男子高生も
  父親に見つかり、その行動を咎められてしまいます。

・ 村役場の放送が回復し、
  「村民の皆さん、先程の放送は誤報です。
    詳細を確認していますので、皆さんは今の場所から動かないで下さい」と
  良くない方向に動き始めます。

・ 村長に再び会う三葉。
  そこには祖母と妹もいました。
  
  そして熱弁する三葉。

※ ここまで
  ・ 三葉は飛守の人たち+自分を救えるのか?
    新海監督だから「やっぱり過去改変なんて無理」とか
    そういう終わりも平気でやっちゃいそう、という疑い。

  ・ 実は流星自体、うまく飛守を避けたり、
    という超展開でも来ないのか?
  
  など色々考えてはドキドキのし通しでした。


~ ここで結果は語られず ~


・ (大学3、4年生らしく)
  就職活動をしている滝くん。
  
  面接にのぞむが、飛守での事(どこが安全とも限らない)などを
  うまく語れず、未だ内定0。
  
  友人1は内定8
  友人2は内定2
  
  とかなり出遅れている。
  
  ※ この時点での滝くんはもう三葉の名前、飛守での三葉としての出来事の数々は
    全て忘れています。
    ただ、飛騨の飛守の地とその歴史について興味を持っている自分がいるだけ。
    
  ? どうやって確認したんだったっけ?
  
  かつて8年前、飛騨飛守の地で流星が落ちるという惨事があったが、
  事前に村役場がいきなりの「防災訓練」と称して村民を避難させていた為、
  被害はほとんどなかったという、と。
  
  =三葉の行動は成功し、飛守と三葉達は救われた、と。
  しかしそれ自体滝くんはもう分からない。
  
・ ひさしぶりに先輩(既にみんなイタリアンレストランでのバイトは辞めている)に
  呼び出されて会う。
  
  昔の事(飛騨へいきなり行ったり)について話した後、
  「滝くんももう大人なんだししっかりしなきゃね」と
  去っていく先輩。
  その薬指には婚約(?)指輪。
  
・ 滝くんはたまに三葉(らしき後ろ姿)と接近遭遇するが、

  ※ 三葉は元々「将来東京へ行く!」と名言していた通り、
    東京で就職していました。

  滝くん同様三葉(滝くんより3歳年上)もまた
  記憶がない為、お互い何かに気づいてもそれを逃してしまう。
  
  ※ こういうすれ違いが何度も起こり、
    「おいおい、やっぱり新海監督、秒速5センチみたいに
      結局結ばれない2人エンドにしちゃうのか?」
    とこれまた流星落下の時のように、
    どう終わるのか、についてドキドキ色々な考えが浮かびます( ´ー`)

・ そしてある日、並走する2つの電車

  ? あれって山手線と埼京線とかかな。
    でも駅は四谷だったような。

  お互い別の電車で外を見ていて、
  滝くんと三葉の目が合います。
  
  そして、、、とうとう電車を降りて走り出す滝くん。
  
  三葉も同様に走り出します。
  
  しかし、駅を出て、相手がどこへ行ったかも分からず
  しばらく駅付近を探し歩いて・・・
  
  そして、街の階段の下に滝くん、上に三葉、
  二人はゆっくりと近づき、、、
  
  しかし、記憶がないのだから「何をどう話しかけて良いのか分からず」
  すれ違い、
  
  しかし、振り返って「あの!」
  
  「「君の名は!」」
  
  と二人に接点が出来た所で
  
  ~ Fin ~
  
※ はっきりいって徹夜でぼやけた頭や
  隣で映画の始まりから終わりまでずっとポップコーンを食ってるガキ、
  ※ むせてもなお食い続ける
  ※ ポップコーンどんだけ入ってるんだよ、とも驚く
  などの関係もあり、うまく泣けませんでしたが、
  
  心の方は、完全に本物語に引き込まれてしまいました。
  
  新海監督、今まで色々言ってごめん、
  あんた、すごい映画監督になったよ、
  
  こんなに人を笑わせ怒らせ悲しませ泣かせ、
  と感情操作に長けて、
  
  そして物語自体が「どうなるのか、どう終わるのか」と
  最後までハラハラドキドキ感を引っ張り続けて、
  
  見事なFinで終えてみせた。


自分は「君の名は。」を今年No.1の映画に推したいですね。

評判に釣られての面もあるかも知れませんが、
本当に心を引き込まれる映画でした。

それに比べたら、前の3本なんて50点がいいとこですよ( ´ー`)

100点満点の映画でした!

※ 読み直しする気力がないので、添削なしでアップしちゃいますm(_ _)m