itomasa7の日記

2016年05月22日 11時27分

【映画 HK 変態仮面 アブノーマルクライシス】感想※ネタバレ

1作目は出演俳優陣や笑いの小ネタははずしてたけど、
漫画「変態仮面」とそのバトルアクション(変態奥義)が実写化する、
っていう点でかなり笑わせてもらったんですけどね。

公開当初から動員かなりいってて評判の2作目は、
「うーん」な出来でしたね。

1作目でもう慣れちゃってるから
「変態仮面」とそのバトルアクション自体には
笑いも驚きもあまりなかったし、

じゃあ2作目はどこで盛り上げるか?という部分を、
どうも映画「スパイダーマン」(アメイジングじゃない方)の
タコ男とスパイダーマンのバトルCGアクションまんまパクって
(日本にしては)CG多用して補おうとしたみたいだけど、
これ自体別に迫力も面白さもない。

※ あくまでも二番煎じ
  「ネタ」も「映像的な迫力」も

もっと物語(ストーリー面)を深く掘ってほしかったなあ。
実際の鑑賞前は変態仮面以外の変態達が大量集合するような
物語を想像してましたよ、
タイトル的になんとなく。

それが脚本構成的に前と同じようなものなんだもの。


【あらすじ】簡単に
前作のラスボス大金玉男(おおがねたまお)を倒した
狂介(変態仮面)と愛子(ヒロイン)は大学生になっていました。

狂介は正義の為に更に変態仮面への変身を繰り返しますが、
愛子ちゃんに「もう大金玉男はいないのよ、正義の味方は警察で十分よ!」と
愛子ちゃんのパンティ(変身に必要)を取り上げられてしまいます。


その後、お色気女教授に迫られたり、
怪人バキューム男が現れ周辺の使用済みパンティを盗みまくり、
その容疑を狂介がかけられたりしますがなんとか
教授のパンティで変身しそれを撃退する。

※ 変態仮面は「女の子の使用済みパンティ」でないと変身できません。
  新品ではダメ!


しかし、教授との密会を愛子に見られてしまい、
疑心にかられた愛子は「両親のいるニューヨークに留学する」と
狂介の前から姿を消します。


そして大金玉男は生きていた。

怪人バキューム男を破られた玉男は
「変態力の強さではなく、狂介を憎む気持ちが足りないのだ!」と

京介と同じクラスの真面目青年まこと(愛子に気がある)を、
「愛子が狂介と付き合っているのは、狂介が変態仮面であり
  付き合ってくれないとあんな事やこんな事をしちゃうぞ!
  と脅されているからなんだ!」と騙し、
怪人ダイナソン(なんでも吸い込むダイソンの吸引力とタラバガニをかけた怪人)を
生み出します。

※ 見た目も動きもまさにスパイダーマンのタコ男
  (最初、その動きからベイマックスの悪の教授かと思いましたが)

そして日本中の「使用済みのパンティ」を盗ませる。

女教授のパンティでなんとかダイナソンと戦う狂介だが、
「なぜか力が出ない!」、
そしてダイナソンに敗れてしまう。


ダイナソンの正体がまことである事を知り、まことの歪んだ想いから
「愛子ちゃんの身が危ない!」と
その愛子ちゃんのパンティの記憶/嗅覚を頼りにニューヨークの
愛子邸へ到着した狂介だったが、愛子は怪人ダイナソンにさらわれる。

※ ここでスパイダーマンまんまのタコ男VSスパイダーマンアクションが
  意味もなく繰り広げられる。

やはり「教授のパンティ」では力が出ず、また負けてしまう狂介。


夢の中で亡き父に「変態仙人に奥義を学べ!」と言われ、
日本へ戻って変態仙人の元へ。

そして1週間の意味のない修行の後、
変態仙人「私はブラで変身する!その為目が見えないが、
  特殊能力として超音波で周りを認識できるようになった!
  ここで1週間女っけを全く断った狂介、今のお前なら!」
と未使用パンティを狂介にかぶせる。

本来なら変身出来ないはずの狂介だが、
特殊能力「新品のパンティに愛子ちゃんの匂いを染みつける」能力を
手にした狂介は更にパワーアップした変態仮面に変身する。

そして変態仙人(狂介のおじいちゃんだった)から、
天狗の面を受け取り、
玉男そして怪人ダイナソンの元へ。


そこで新品のパンティでの変身能力によりダイナソンを撃退する
狂介だったが、愛子ちゃんと女教授を人質に取られ
玉男(サイボーグ化した)に手も足も出ずにやられてしまう。

そして、
※ 最初から分かってたけど全然効果的じゃないバラし方で

女教授「ふっふっふ、私の毒入りパンティからよくここまで回復したものね、
  でももうこれでお終いよ、ね、玉男様」

女教授は玉男の部下だった(映画の取り方の妙がなさすぎて最初から分かってました)。


狂介も死にまさに一巻の終わりか!?という所で、
愛子が新品のパンティを手に、
「これを1度私が履けばそれはもう私の使用済みパンティ!」

※ ここだけは正直(映画館でこんなシーンありえへん、、、と笑ってしまいました)

愛子が新品パンティを一度履いて脱ぎ、
狂介の顔にかぶせる。

しかし狂介は動かない・・・と思わせておいての変態仮面復活!

巨大化した玉男との死闘を制して~Fin~

※ 最後の場面で女教授が逃げていって、
  「うまくいったらここからまた次回作?」
  と見える映像展開でしたが、
  多分今回の評価でそれはないような気がするなあ・・・
  (でも興行収入は取ってるらしいんだよなあ( ´ー`))


そんな感じで、1作目と比べると面白さ半減でしたが、
さて、次回作はあるのかどうか・・・

※ 確かに邦画のアクション(?)作品って少ないっちゃ少ないので
  あるかも知れませんねー