itomasa7の日記

2016年03月12日 23時19分

【オジサマ専科 Sahll we do LOVE】感想※ネタバレ

「チケットぴあ」だかから本イベントの案内メールが来た時、
(いつものごとく詳細は全く書いていないけれど)
声優の井上和彦さん、関俊彦さんの名前を見て

・ 井上和彦さん(最近はSOUND THEATREなど朗読劇ものに多数参加)

・ 関俊彦さん(元々小劇場演劇のお芝居を沢山やられている方)

などから「きっと正統派朗読劇だろう」と考え、

そして公開劇場が「IMAホール」(練馬区の光が丘駅の近く、ある意味うちの近所)と知って
せっかくだから、と取ったのですけれど・・・
+大川透さん(後で詳細説明します)の演技を一度生で観てみたかったのもありましたが・・・


IMAホールのある場所
(昔今ドンという友人が「僕の支配地域です!」って
言ってたので「IMA帝国」って呼んでました)、

ってうちから自転車なら光が丘公園を挟んで20分ちょい
(昔ダイエットの為のサイクリングコースにしてました)なんですが、

電車は全く別路線で一度都心に出て都営新宿線を経由しなきゃならないのでかなり遠回り、
バスも乗れる駅(隣の駅)まで行く方が遠い、
と面倒なのでウォーキングを兼ねて徒歩で行ってみました。


19:30開演というちょっと遅目なスケジュールもあり、
夕方過ぎに家を出て、電車でいうと2駅分ぐらいかしら、

光が丘公園の円周をちょうど半分回った先にあるIMAホールに着いて、

いざ会場入り口に行ってみると

「女子!女子!女子!」
狭いホールに大量の女子

「あ!これ、僕が苦手な乙女系声優イベントや!!」とやっと気づいてしまいました。

※ 乙女系声優イベントは、
  声優さんが真面目に演技してようがなんだろうが
  観客女子がキャーキャー騒ぐ(真面目な演技に「かわいいーー!」とか叫ぶ)、

  また、声優陣もそういうノリに合わせて
  軽いアドリブ(持ちキャラ(アニメのキャラ)のネタなんか)
  入れたりして真剣味が足りない(ように見える)、が
  以前あったのでちょっと「演技観賞派」の自分には合わないかなあ、と
  少し毛嫌いしてました。


チケットを良く見ると

  IMAホール White Day Special
  「オジサマ専科 Shall we do LOVE」

(チケット取る時は「オジサマ専科」としか読んでませんでした)
僕「ホワイトデースペシャル・・・」

もろ、お嬢さん達が好きそうな「イケメンオジサマ声優陣」で
編成されてるのはその為だったか・・・と。


舞台開幕時にすぐ説明があったのですが、
「オジサマ専科」というのは乙女向けCDその他で展開しているものらしく、
モロ「オジサマ声優好き乙女」の為のイベントで間違いなさそうでした。


イベントは結局、以下で構成されていました。

1.ご挨拶
2.ピアノ演奏(前奏)
3.朗読劇
4.ピアノ演奏(後奏)
5.軽いトーク(光が丘ネタ)
6.「ホワイトデー」あいうえお作文


※ ここで一つ目のツッコミを・・・
  乙女向けCDの音楽も担当されている方が
  ピアノ演奏をやられたようなんですが
  前奏、後奏、両方ともちょっと1、2曲フルで演奏されて長く感じ、
  しかもそれほど聴かせる曲、という訳でもなかったので、
  「イベント時間の穴埋め、引き伸ばし的にやってるのかな?」と
  ちょっと構成に不満を感じました。


●今回の主要メンバー(声優陣)紹介
※ 昼の部、夜の部でメンバーが違ったらしいです。
・ 井上和彦(古くはZガンダムのジェリド、新しくは夏目友人帳のにゃんこ先生)

・ 大川透(古くは攻殻機動隊のサイトウ、最近はファイアーエムブレム覚醒の主人公(年上側)かな、
  あとアルドノア・ゼロにも出てましたね)

・ 関俊彦(古くは知らない、ガンダムSEEDのラスボス役と
  ガンダムSEED DISTINYのレイ・ザ・バレルだったはず)

・ 古川登志夫(うる星やつらの諸星あたる、機動戦士ガンダムのカイ・シデン、
  ワンピースの火拳のエースなど)

・ 宮本充(知らない、知らないんですよね・・・)


●朗読劇かんたんに紹介
男はみんな実年齢の50代~

井上和彦:国際的に成功した生花師範(華道家と言った方がいいかしら)
関俊彦:国際的に成功したファッションデザイナー
大川透:今のしてる企業の社長

の3人が元大学の同級生で、
「お嬢ちゃん」
(企業社長の会社で働いている、20歳ぐらいの?OL、いわゆる架空の存在で観客女子、視聴者に当たる)を
巡って恋のバトルを繰り広げている。


その企業社長の開いたパーティーに

古川登志夫:国際的な詐欺師、「キング」と呼ばれている(?別の言い方言ってたけど忘れちゃった)
宮本充:かつて「キング」と組んだ事もあり、その後を追う若手詐欺師

そして、キングの連れとして「マドモアゼル」
(詐欺師仲間、こちらも同じく20歳ぐらい?いわゆる架空の存在、観客女子、視聴者に当たる)、

キングおよび若手詐欺師の2人ともが惚れている、が忍びこむ。


丁度、「スターウォーズ7フォースの覚醒」を観た/観てない、から
スターウォーズ4、5、6、そして1、2、3の話で盛り上がる同級生3人、

そしてまだどれも観た事のない「お嬢ちゃん」にぜひ一緒に観よう、と。


そこへ巧みに近づく「キング」、しかし「キング」はスターウォーズを観た事がなく、
会話にうまく入れない。

そこへ若手詐欺師がネタを合わせて近づいていき、

元同級生3人が若い頃(30年前)、
スターウォーズ4を観た時の感動話をしている事に
ついていけていない「お嬢ちゃん」に対して

「この先生(キング)がタイムマシンを開発したんです!
タイムマシンと言っても実際に過去に戻るのではなく、
ある薬を飲む事で他者が経験した過去を追体験出来るという」、
という詐欺ネタを話し、

あっと言う間にその薬を「お嬢ちゃん」に飲ませ、そして催眠術をかける。

そして「お嬢ちゃん」だけでなく催眠術に「マドモアゼル」もかかってしまう。




そして30年前の過去、
同級生3人が大学生の時代に現れ、自信の持てない、道の見えない3人に
それぞれの未来の姿を言って聞かせる初対面の「お嬢ちゃん」、
その言葉に3人は「占い師か!?」と驚き、

同様に、30年前に
「大学生だ」と嘘をついて「マドモアゼル」をナンパしようとするがすぐ嘘がバレてしまい(実は浪人生)、
自分は「嘘をつくのに向いていない」という若手詐欺師(の過去の姿)と出会い、

そして落語家の弟子だったというキングとも出会い、

それぞれと一時の出会いと別れを経験する「マドモアゼル」。

※ 朗読内で古川登志夫さんが落語家の一席(?)を演じてみせるんですが、
  「落語経験あるのかな?」と思えるぐらい上手でした。
  経験はなく、ただ「落語が好きなだけ」との事でしたが・・・


催眠から覚め、詐欺師達は既に逃げていて
「お嬢ちゃん」を介抱する会社社長、そして「お嬢ちゃん」は愛の告白を受ける。

次に「お嬢ちゃん」は同じく心配をかけたファッションデザイナーの元を訪れ、
お礼を言って、そして「お嬢ちゃん」は愛の告白を受ける。

次に「お嬢ちゃん」は同じく心配をかけた生花師範の元を訪れ、
お礼を言って、そして「お嬢ちゃん」は愛の告白を受ける。

※ 3人とも告白は、邪魔が入って中断されてしまう。


同様に「マドモアゼル」を介抱し、愛の告白をする若手詐欺師。

そして同じく「マドモアゼル」の元を訪れ、愛の告白をする「キング」。

「キング」に対しては

マドモアゼル「あなたは昔落語家の弟子だったのでしょう?一席聞かせてよ」と
「キング」に今の自分の姿を落語調で語らせます。


と、(観客をヒロインとして)
乙女ゲーム/乙女CDの流れを汲みながらも、

結構巧みに「朗読劇」としても展開されていたので
観客女子達の「キャーキャー」は止まらないながらも、
観てるおっさんの自分も笑って、照れて(自分が告白されても困るからね)と
結構に楽しめました。

思ったより全然乙女系声優イベントではなく、
ちゃんと「朗読劇」してたので、聴いて良かったと思えました。


これからも「オジサマ専科」は展開するらしいですが、
女子99%に混じってまた聞きにいけるかが問題ですが( ´ー`)
(面白いんだけどなあ)


●その他
あとは、

5.軽いトーク(光が丘ネタ)
で、宮本充さんが元々光が丘公園で年3、4回草野球やってたんですが、
毎回負けるので「土が悪い!」と場所を変えた話やら、

光が丘駅は電車の終点なので「昨日深酒したけどちゃんと電車で来れた」という井上和彦さん、

IMAホールは2回目で前回はお芝居をやった、という大川透さん、
前回は車で来たから周りとか全然分からず裏口から入ったけど、
今回は電車で来てIMAホールの下のスーパーから普通に登ってIMAホール入口前に出たら、
丁度昼の部が終わったタイミングで会場から出てくる女子数百人の中を突き進んで大変だった、というお話、

ぐらいだったかな。

そして、
6.「ホワイトデー」あいうえお作文
で、

ホ:関俊彦
ワ:古川登志夫
イ:宮本充
ト:大川透
デ:井上和彦

で、
「バレンタインデーにチョコを貰ったお礼に素敵な場所へエスコートする」、
というお題に答えて
なんか女子に「キャーキャー」言われた、という感じでしょうか。




今回はあくまでも「乙女系」を主体としたイベントでしたが、
こうやってベテラン声優陣の演技/朗読劇を聴けるイベントは
どんどん増えてほしいですね。

PS.各声優陣の30年前、というトークの中で
  ほとんどの人は当時まだ貧乏役者をやっていた、という中
  古川登志夫さんと井上和彦さんが「うる星やつら」その他で
  バリバリに活躍してた、という話が
  今の女子(2、30代中心?)にウケてるのがすごいなあ、と思いましたね。
  ? 井上和彦さんってうる星やつらで何やってましたっけ?