itomasa7の日記

2015年12月24日 23時26分

【Christmas Premium LIVE 2015 "Kalafina with Strings"】感想

確か昨年のKalafinaのX'masライブに
ファンクラブ先行で落ちたのがショックで、
今回は12/24、12/25両方申し込んだら
両方が両方とも当選しちゃったんですよね。

で、その事ずっと忘れてて最近思い出したのですが、
近頃体調も良くないし師走(しわす)で仕事もバタバタしてるしで
「今日明日のライブは行くのやめようかなー」とか
思ったりしてたんですが
(今日も18:00まで打ち合わせもあるはずだったし)、

なんとかバタバタと仕事を片付けて行ったんです、
渋谷Bunkamuraオーチャードホール。
(ホール自体は騒がしくないコンサート向けの場所なので
結構好きなんですよね。)


最初自分のイベント日程表を見た時、
「確かX'mas頃のKalafinaライブって
渋谷O-East(今はTSUTAYA O-East?)辺りでやる
ガンガンうるさいやつだよな」って認識だったんですよね。

※ O-Eastは小さい箱に馬鹿デカイスピーカーをつけて、
  はっきり言って耳に悪いレベルの音響でライブやる所なので。
  (新木場のスタジオコーストよりはマシですが・・・)

でもチケットよく見ると渋谷Bunkamuraオーチャードホールだし、
更には"Kalafina with Strings"、ストリングス=弦楽団で
Kalafinaのバンドメンバーとして
いつも名前を連ねている今野ストリングスの事だと思ったので、

「あれ?いつものバックバンドじゃなく
弦楽団オンリーのアコースティック的なライブ?

そういえばKalafinaのX'masライブって
ホールでしっとりアコースティックコンサートだったっけ?」
と今更ながらに思い出しました。


まずは行って良かったですね。
前6列目で席位置もいいし、
※ コンサート中、目をつぶって耳だけに集中するので
  視覚的には近くても何の意味もありませんが
  (しかも今回は眼鏡も外してたので)、
  音響的にもある程度前の方が「生の声」聴こえて聴き心地が良いです。

・ 弦楽団カルテット(ヴァイオリンその他の弦楽器)
・ ピアノ
・ Kalafina3人

という、とても静かな構成かつ
セットもツリーがあるくらいのちょっとシンプルなもので、
「これなら周りも騒がず静かに視覚効果も気にせず聴けるかも」と期待しました。


ただ、オープニングのX'masソング
(Kalafina曲じゃなくてX'masシーズンの定番曲)あたりから、
ちょっと「アレッ?」って違和感ありました。


声が全然出ていない。


※ 帰り道、見知らぬおじさんが「最初WAKANAめっちゃ緊張してたよね」
  と言っていたので緊張ゆえかも知れませんが

最初の数曲は静かな弦楽器の演奏にすら飲まれてしまうぐらいに
3人とも声がとにかく出ていない。

オーチャードホールの舞台って上部にスペースがかなりあるので、
「音の反響がないから声が響かないのかしら?」
と、ちょっと自分も叫んでみたいな、という欲求にかられるほど
いつものKalafina3人とは思えないほどに声が出てませんでした。

「自分は聴こえるけど、これじゃあ後ろの方の人は
声聴こえてないんじゃないだろうか?」と。

また、今日の衣装はフランス風のドレスに
1800年台頃流行ってそうな
馬鹿でかいスカート(直径1.5mぐらい?)を
3人とも履いていましたが、
KEIKOが1曲終わるごとにお腹押さえたり結構苦しそう
(トークパートで声がかすれるぐらい)、
そういう部分も声が出ない理由なのかな?
とか、

後から考えると
いつもならライブ中は「ステージドリンク(?)」(歌うごとに喉を潤す)を
テーブルに用意していて喉が乾いたり荒れてきたりしたら
飲むんだけど、あのスカートからしてそれも出来ない
(用意されてもいない)、

と、喉にも発声にも悪そうな状況に見えました。


でも、数曲歌ううちに段々と
3人のコーラスワークが揃ってきた
(相乗効果的に声が重なり、上の音が出るようになってきた?)のか、

先のおじさんの言う「緊張」が解けたのか(多分これが一番強い?)、

あとはマイク音響の設定を変えたのか、

中盤あたりからすごく声が上まで張り上げられて、
しかもそれがいつものように
・ ギター
・ ベース
・ ドラム
と張り合うようにどこまでも荒れた音になってしまっていないので
実に耳に聴き心地が良い。

※ 自分はKalafinaコンサートは、
  CDでは調整されてしまっているKalafina3人の
  本当の生の音(声)を聴きたいから行くのであって、

  そういう意味では今回みたいに
  観客も歌い手もテンションも上がりやすく、
  ノリはいいけど騒音にもなりやすい
  ギター、ベース、ドラムのないアコースティック編成の方が
  Kalafinaの綺麗な声を聴くにはいいのかしら?
  と思いました。


全アルバム&全シングルは確か持ってるはずですが、
曲名を覚えていないんので、
どれがいいとか言えないのですが、

・ 君の銀の庭
・ ひかりふる
・ 夢の大地
・ far on the water
  確かこれをピアノのみバックに、
  ほぼ3人の歌声だけで歌ってくれたんだったかしら?

あたりはすごく良かったですね。

※ ストーリア(NHKのあの歴史番組のヤツ)の時、
  一度再び歌声が崩れかけたのでちょっと慌てました…


3人自体もアンコール時のトークで、
「Kalafinaを8年やってきてライブもかなりこなしてきたけど
こういうアコースティック編成は2年ぶり3回目?とかなり少ないので、
まだ歌い方その他慣れていない部分があります。
これからどんどんこういう形もやっていきたいと思います」
的な事を言ってましたが、はっきり言って自分も
こういうアコースティック系の方を中心にどんどん参加したいですね。

今までは「せっかくファンクラブ入ってるのでもったいない」と、
・ Kalafina
・ FictionJunction
のライブは取れるだけとっていたのですが、
ノリが良いほど
・ 観客がうるさい、スタンディングしまくりで音が聴きづらい

・ 先のギター、ベース、ドラムを中心とした電子楽器(ドラムは違う?)
  もうるさい上に、それと張り合って声を上げる
  Kalafina自体の声も(ガラガラ声っぽい)ノイズがかなり入る

など、自分はあまり好きじゃないんですよね。


『静かにKalafinaを聴きたい』


今後もこういうしっとりイベントが増えるといいなあ( ´ー`)

いや、それでもこうしてX'masイブにKalafinaコンサートを楽しめて良かった。


明日12/25(金)は席位置も悪いし、ちょっと迷ってますが・・・
まあ、今年最後のイベントだしきっと行くでしょう。

PS.しかしKalafinaも8年、あの3人は何歳なんだろう・・・