2015年01月31日 15時06分
【映画 アップルシード アルファ】感想
以前、アニメ風CG版の映画「アップルシード」をレンタルで観ましたが、
世界観(舞台背景)が分からない自分にとっては
単に「士郎正宗世界での近未来SF風バトルアクション」ぐらいにしか
感じなかったのを覚えてます。
どういう話だったかは忘れましたが「凡作」以外の何モノでもなかったかと・・・
※ 攻殻機動隊SAC、SSSに近い作品だったら良かったのに、と
残念に思った記憶が( ´ー`)
で、本作の方、まず朝5時起きだったのと
観賞時上着脱がずにめっちゃ暖かだったのとが悪い方に働いてしまい、
轟音とド迫力の映像を前に「カックンカックン」と多分5、6回
(1回につき1分もないと思うけど)うたた寝してしまいました
(もしかしたらイビキかいたかも・・・)。
そのせいもあって、序盤からの物語が良く分かりませんでした。
しかし、物語が分かるかどうか、というほどに深い話ではなく、
・ 荒廃した近未来
・ 主人公デュナン(人間女性)とブレアレオス(?)(アンドロイド男性)が
賞金稼ぎ的な手伝いをしてる
・ ある少女を助ける
・ 少女は最終戦争のあった時代の最終兵器の起動キーである
・ で、悪いヤツがこの最終兵器を起動する為に少女をさらって、
最終兵器(超巨大多脚式ロボ砲台)をついに起動する。
・ 最終兵器がこの世界でのニューヨーク(荒廃しまくり)まで行って
自爆するまでに止めようとデュナン、ブレアレオスが頑張る。
ぐらいだったかと。
あと、デュナン、ブレアレオスが「オリュンポス」だったかな?
この荒廃した世界の中に作られた楽園を探している、とかだったかと。
実際映画観てて、物語自体
(原作のアップルシードを知らない自分には)、
「かなり薄いなあ」と感じました。
ただ、映像はめちゃくちゃリアル。
CG映画だと思ってましたが、デュナン、ブレアレオス、
その他世界描写のあまりのリアルさに
「実写+CGだったかな?」とか分からなくなってきました。
※ ただし少女の表情はちょっとCGすぎるぐらいな感じだったし、
巨大兵器や荒廃した世界とかは間違いなくCGオンリーなんだろうけど。
いやあ、「CG技術ほんと上がってるなあ」と感心しました。
その中で、攻殻機動隊に出てきたアームドスーツ的なものを
デュナンが装備して戦うシーンがあり、
「このレベルなら実写(?CG?)攻殻機動隊もありだな」という
気はしました。
ただ、最後まで観ても
「原作アップルシードを高いレベルのフルCGで実現した作品」
という以上には何も感じず。
隣の人は「あー、面白かった」とか言ってましたが、
そもそもこの映画に「面白さ」は存在したか?
と迷ってしまいました。
ド派手な近未来SFバトルアクション、ってだけで満足な人には
満足なのかな。
自分にとって士郎正宗作品で認められるのは、
TVシリーズ「攻殻機動隊S.A.Cシリーズ、SSS(神山健治監督作品)」だけで、
その他は
「攻殻機動隊(人形遣いのやつ、押井守監督)」の宗教がかった会話展開やら、
「攻殻機動隊ARISE(似たようなトリックでミステリ要素を前面に出そうとして失敗した、黄瀬なんとか監督)」やら
とも気に入っておらず、
今回の「アップルシード アルファ」もCG以外観るものなし、
って感じですかね。