唯一接点のある女性である、会社の後輩（ただし都内の別の支社）のTちゃんを密かに想っていたんだわ。
けれども、悲しいことに彼女から「彼女の友人」を紹介されてしまったわけ。
「○○さんと合うと思って！」
まあ、それでも本当に「合う」子だったらまだ良かったのだけど、その子からはメールの返信すら来なかった。
そのことを軽く愚痴ったら、「だったら近いうちに別の子を紹介しますね！」と返されてしまった。
そして今日で三週間が経過した。

実は俺は、Tちゃんの連絡先すら知らない。
じゃあどうやって、「Tちゃんの友人」とコンタクトを取ったのかというと、何故だか俺の同僚（♂）が間に立ったのだ。
そいつは俺と違って、Tちゃんの連絡先を知っている。
それどころか、ヤツはTちゃんと定期的に食事したりしているみたいだ。
（ちなみに既婚者だ）
そいつが俺とTちゃんのパイプ役になったという、よく考えたら訳の分からない状況になっていたわけだ。
本来なら、Tちゃんと連絡先を交換した上で、Tちゃんの友人の連絡先を教えてもらう。それが普通だろうに。

まあ、そういうわけで、現状、俺がTちゃんと直接会う機会を設けない限り、Tちゃんの「友人２号」を紹介してもらう機会は永遠に訪れないわけだ。
また同僚にパイプ役になってもらうのも癪だし。
だから、俺は今日、Tちゃんに会うチャンスであった「会社の若手で行うフットサル」をブッチしたんだ。
これでしばらく俺とTちゃんが会うことはない。
けれど「近いうち友人を紹介する」と言った手前、先延ばしし過ぎても申し訳が立たない。
だから、俺の同僚に俺の連絡先を聞き、コンタクトを取ってくるはず！
・・・そう思ったのだが、連絡は来ない。
うん、知っていたよ。
そんな都合のいい展開なんて訪れるわけがないって。

つーかさ、万が一、俺が思った通りの展開になったとしても、それは「友人２号」を紹介されるってことだよ。
俺は、Tちゃんと仲良くなりたいのに。
それより気になっているのは同僚との怪しい関係だ。
さらっと流したけど、既婚者なのに定期的に食事を共にしているって割とアウトじゃないか？
彼らは既に肉体関係があったりするのだろうか。

そんなことを考えていたら、また土曜日が終わろうとしているよ。
馬鹿だね、本当に。