2014年08月16日 15時35分
映画【劇場版 K MISSING KINGS】感想(※ネタバレ)
アニメ「K」の続編新作(総集編などではなし)、
映画だからこそのCG映像の綺麗さなどに差異はあれど、
いつも通りのちょっとイミフな厨二設定に各キャラのかっこよさ、
笑いネタにちょっぴり涙と「これぞK!」な作品でした。
池袋シネマサンシャインで観賞したんですが、
さすが腐女子の街だけあってかあるいは元々女子ファンが多いからか
観客ほぼ全員女子でした。
で、本編開始前、Kのキャラのデフォルメ達による「観賞のマナー」説明PVが
流れたんですが、デフォルメキャラの登場に女子達が
キャ━━━━(゚∀゚)━━ キャ━━━━━!!
って歓声あげてて、
「まさか本編中も歓声あげないよな??」とちょっと心配しましたが、
ほぼ大丈夫でした(一部やっぱりあげてました…黄色い歓声を…)。
で物語内容は。
TV版の約1年後、
黄金の王の拠点である巨大ビル
(7人の王の誕生に関わる石版が安置されている、だっけ?)
を、緑の王
※ 緑はネットワークをつかさどり、スマホその他を利用して
クランズマン(王の臣下)を集める、らしい
のクランズマンである謎の忍者と剣士が襲撃、
※ 剣士は元無色の王のクランズマンでクロ(小野大輔)の兄弟子にあたる。
緑のオウムを連れてる。
※ キャラ名ほとんど忘れちゃったので、一部中の人の名前で説明をば。
黄金の王は不在で、忍者達はこのビル内にある
機密情報(あるいは石版自体?)にクラッキングをかける。
青の王のクランズマン達「セプター4」も襲撃を察知しこのビルを取り囲むも、
「他王の拠点は不可侵」のルールにのっとり、動向を見守るのみ。
場面変わって今度は、クロ、ネコ(小松未可子)、学園島の女子(佐藤聡美)カフェでの再会、
※ クロとネコは「シロはきっと生きている」と信じてその捜索を続けていた。
※ 女子達学園の連中は、アニメ版の最後ら辺でシロの記憶を無くしたまま。
そこでたまたま先の忍者に追われる赤のクランズマンの少女アンナ(堀江由衣)と謎のイケメンを発見、
戦いに加勢しなんとか忍者を退ける。
※ 謎のイケメンの正体はヤタ(福山潤)にいつもついて回ってたデブ(中村悠一)で、
「夏バテで毎年痩せる」という設定が、赤の王が亡くなったショックで
夏が終わっても痩せたままだ、との事。
去年か一昨年の12月のangela主催イベント「抜刀祭」で公開されたビジュアルに
アンナとこのイケメンの2人で歩いてるシーンが出てたんだけど、
やっと公開されたと思ったら、この元デブイケメンてんで弱いでやんの、
いいとこなし。
クロから
「何故追われている?」
「何故2人だけで逃げている?他の赤のクランズマン達はどうした?」
の質問に
・ あの忍者はアンナの占いの能力で「ある人物を探そうとして」アンナをさらおうとしていた。
しかしそもそもアンナは調子を崩していて占いが出来ない状態にある。
・ 赤の王の死後、多くのクランズマン達は能力を失い(?だったかな?)メンバーの元を去り、
マスター(櫻井孝宏)は行方不明、ヤタさんに至っては
1人寂しく引きこもって過去にタタラさん(アニメ最初に操られたシロに殺されちゃった人、梶裕貴)が
撮った動画類を繰り返し見続ける日々。
との事。
※ 実はマスターはアンナの不調の原因をなんとかする為に
青の芹沢室長(沢城みゆき)の協力の元、ドイツへ旅立っていた。
そして「安全な場所で詳しい話を」とクロ、ネコが根城にしていた
かつてのシロの部屋へ向かおうとするが、
今度は剣士の襲撃を受け、元デブは斬られ、クロも「戦う意義」的な部分を
兄弟子である剣士につっこまれて心が揺らぎ(?単に負けただけ?)、
アンナをさらわれてしまう。
後を追うクロとネコ。
そして元デブはヤタの元へ向かい「アンナがさらわれた」事を告げる。
ヤタはアンナの所在を知る為、仕方なく何か知っているであろう青の陣営の
猿彦(宮野真守)に連絡し、猿彦から剣士達が黄金の王のビルを占拠して
立てこもってる旨を教えられる。
※ 確かこのあたりで芹沢室長が
「王殺しのダメージはないのですか?」と
青の王に質問してたはず。
そして猿彦はヤタから聞いた剣士の正体を青の王に伝えるのですが、
猿彦が「壁抜けの技を使う謎の襲撃者」と言う度に、
青の王が「・・・”忍者”、ですね?」と確認、
何度も猿彦が「謎の襲撃者」と言い直してもその度に
青の王「”忍者”」と言い直すのが可笑しかった( ´ー`)
※ 本劇一番のボケ場面かと
そしてクロとネコもビルの前にたどり着くが、
セプター4に囲まれてるビルへの突入方法を検討していると、
ヤタが策もなくつっこんで行き、仕方なく2人も後を追う。
そこで緑のクランズマン達をネコがその能力(?なんだったっけ?幻術?)で相手し、
クロとヤタはアンナが捕まっている石版の部屋へ。
そこには鳥かごの中のアンナと忍者、剣士。
そして緑の王がアンナを使って探そうとしていたのもまた「シロ(白銀の王)」である事を知る。
※ 緑の王の障害となりうるものが生きているのかどうか、
という意味で探していた、との事。
で、
・ ネコの相手をオウムが
・ 忍者とヤタ
・ 剣士とクロ
の三つどもえの戦いになるが、
ヤタ(赤)は王を失って力が落ちている為か、
クロは先と同様剣士の言葉のゆさぶりに押され、
劣性に立たされてしまう。
ここでマスター登場、ネコを助け更にはアンナの元へ向かい
「もう、こうなったら認めるしかないで」的な事をアンナに告げる。
そう、アンナの不調は次の赤の王として選ばれ、
それをアンナが拒むが故のものでした。
※ 自分はゲスな話、アンナは生理が来て(大人になって)
調子が悪い、とかそんな話かと想像してました。
いかんいかん、二次元に生理はないわー
そしてアンナの心象風景(あるいは夢?)にて、
タタラさん(梶裕貴)と今は亡き赤の王(津田健太郎)に出会い、
※ タタラさん(梶裕貴)とアンナの再会しての会話、
そして赤の王登場に
なんか涙腺がうるっと来ました。
アンナちゃんまだ子供だからね( ´ー`)
※ ここでアンナが赤の王をいろいろ責めるんだけど、
すべてを「・・・ああ」と一言で受け止める
津田健太郎さんがシブくてかっこいいんだ( ´ー`)
で、赤の王の言葉「それは俺の赤じゃない、お前の赤だ」の台詞に
アンナはとうとう自分が赤の王である事を受け入れる。
力を解放し、天に浮かぶ赤のデモクラスの剣。
※ この辺で町中に散らばっていた元赤のクランズマン達も
力が戻った事、王(アンナ)の身に何かがあった事を知る描写が。
新生赤の王の元力を取り戻したヤタは忍者を撃退し、
クロもまたシロとの約束(自分が白銀の王に使えるクランズマンになった事)を
思い出し、必死の一撃を剣士に加える。
そして、アンナが赤の王になった、という事実に剣士は去り、
忍者もまた去ろうとするが、
オウムの中にネットワーク的に(?)潜んでいた緑の王が
「新生赤の王誕生祝い」と称して、
巨大ないかずちを天空より落としビルごと吹き飛ばそうとする。
アンナも赤の力で応戦するが、成り立て故の不調もあってか力負けしてしまう。
そこに青のデモクラスの剣が現れ、青の力でいかずちを撃退する。
そして、セプター4メンバーが「新生赤の王誕生祝いの”抜刀”」をした上で、
アンナが青の王の前へ。
青の王が自分の剣を見せ、「これで赤の王を殺しました」と告げるが、
アンナ「あれは仕方なかった事、私はあなたを恨みません。
しかし二度と殺させません」と返す。
所変わって、
クロ、ネコ、少女がシロの部屋に集合して朝食を食べている場面、
クロがアンナからお守りとして貰った、という赤い玉を
みんなで眺めていると、なんとシロの姿が!
「やはり生きていたのか!そこはどこだ!」と叫びかけるクロ。
※ この時、赤い玉の中のシロがタタラさん(梶裕貴)に見えて
あやうく自分勝手にミスリードされるとこだった。
そして、飛行船の中のシロ(なんとかシュバイスマン?浪川大輔)、
そしてベッドに横たわる黄金の王の会話(黄金の王自体この船に乗ってるのか
描写的に良く分かりませんでした)。
黄金の王「再生しているお前をいち早く見つけ出したが・・・」
どうやら赤の王に殺されたはずのシロは(また?)別の場所で
再生し、それを黄金の王に救われたらしい。
黄金の王は老衰あるいは力の限界?でもう命の限界状態にある模様。
かつて将校であった黄金の王とドイツの研究者だったシュバイスマン(シロ)、
お互いのかつての夢などを語り合った後、
シロ「でも、もう居場所がばれてしまったので現実に戻らなければならない」
その後黄金の王が息を引き取り、シロは雲の上の飛行船から。
? ダイブはしなかったかと
で、場面戻って
青の王「青、赤、両王の合議により、このビルは青の王の管理下とする!」と号令。
エンドロール流れて ~ Fin ~ かと思ったら、なんとCパート。
青のデモクラスの剣を見つめる青の王。
青の王「王殺しの代償、受け止めてみせる」とかなんとか言ったと思ったら
青のデモクラスの剣にヒビが・・・
まさか、赤の王の次は青の王の限界??
という形でEND。
いやあ、約1時間15分程度と、映画にしてはかなりの短編でしたが
短編としてはかなり面白かったし、
二期につながりそうな伏線が多々張られていたので今後に期待大です( ´ー`)
そうそう、今回大して活躍しなかった芹沢室長さんですが、
かなりヒップとバストがバインバインに露出してて
「そういう役が1人は必要だよね、ネコはエロさを失ってたし・・・」と納得。