いま、という瞬間は、面白い。
いま、いま、いま、と指で押さえているうちにも、いま、は遠くへ飛び去って、あたらしい「いま」が来ている。
読書と言葉
若いときは一度きりだというわよね。でも、その一度きりが長いと思わない?長すぎて、耐えられそうにない。
中学のときに読んだ「怪物はささやく」?だっけ?って小説の冒頭に書いてあった言葉。ほんとそれ!って思ったー
金魚鉢の底はいつも水がよどんで
たべ残しや糞や泥やらでどろりとにごっている
われわれの世界が
犯罪やさまざまな悲劇でうずまいているのも
それと同様に
深く沈んだ大気の底だからかもしれない
人間の一生のあいだにほんのわずかでも
清い空気の中のやすらぎを求めないものが
いるだろうか?
【読了】黒と茶の幻想上下/恩田陸
彼女はすこし考え、スッと蒔生の顔を見た。
蒔生は「えっ」という表情になる。
利枝子は蒔生を正面から見つめ、きっぱりと言った。
「しないで」
/
彼女は潔く自分の愛情を認めた。
生の納品書の裏には死の領収書が印刷されている
それは責任の封筒に入れられ、自由の切手が貼られている
誰の元にも届くが、誰の手にもは届かない
リストカットをすると、脳内にβエンドルフィンという脳内麻薬が分泌され、快感をもたらす。
βエンドルフィンは依存性があるので、何度もリスカを繰り替えすことになる。
自傷行為でなくても、自己憐憫のように自分に強いストレスを与えることで同じようにβエンドルフィンが分泌され、快感を抱いている可能性がある。
その結果、自己憐憫に依存して「自分かわいそう」を繰り返すことになる。
「マンガで分かる心療内科 依存症編(ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ)」