インタビュー
ほら、ハグして一緒に寝てやるから、もうちょっと俺の方に来いよ!
友人...といっても、10以上離れた人なんじゃが、
『今日の夜暇だから泊まりにこい。』
と、勝手なメールを受け取ってしまい、
そうして、
ゲームをしたり、
ただダベったり、
夜食を食べたりして、
二人とも眠くなった頃、
「今日は冷えるな、ベッドで寝ろよ。」
「・・・変なことをする気じゃないじゃろうな?」
「アホか、寝るぞ。」
そういって二人揃ってベッドに入り、
夜がどんどん更けていき、
深夜の空気が冷たくなっていき、
(・・・寒い。)
ベッドの端で眠ろうとしていたわっちは、
掛け布団の隙間から入ってくる冷機に身震いしておった。
そうして、くしゅっとクシャミをしたところ、
「ほら、ハグして一緒に寝てやるから、もうちょっと俺の方に来いよ!」
「・・・変なことはしないでくりゃれ。」
そうして、相手の腕の中に納まる。
「○○は・・・温かいな。」
「お前が冷たすぎなだけだ。」
「もう少し、抱きしめてくりゃれ。」
相手の腕に少しだけ力がこもる。
そうして、ふと思いんす。
(あぁ、この温もりに包まれながら死ねたらどれだけ幸せじゃろう・・・。)
っと、思うだけで、口にすれば友人が怒るじゃろうからそれはしない。
そうして二人、眠りについて...
翌朝、
「何もせぬと言っておったのに・・・。」
「・・・スマン。」