inalの日記

2012年02月28日 04時41分

ぶるあたん映画オフ からの~ RAY横浜オフ 

タグ: 映画 横浜 美術館 長文読むのタルい

 どうも皆さんコンバンワ、インフルエンザが怖いがために、一人で車乗り回して空気を汚し続けているinalです。世知辛いですね。

 例によって例の如く、内容に不備、不適切な表現ありましたら、メッセージでご連絡下さい。
確認し次第、削除致します。


 今回、車での移動という事で、新宿の24時間定額な駐車場に止め、京王線で下高井戸へ。
 新宿には2時間前に着いたのですが、京王線に乗って、気が付くと調布に着くという電車の時刻トリックにひっかりつつも、見事合流。結構ギリギリ。

 以下、映画のネタバレも含まれますので、ご留意下さい。








 そんなこんなで映画の感想おば。
 アリスの家庭環境を想像させる導入部分からの、アリスの自室。
 そこは、雑多に置かれた様々なモノもの物。
 そして定番の、白兎を追って、不思議な世界へ。

 夢というのは、自分の記憶を再構築した世界、というのを耳にします。

 アリスが行く不思議な世界は、彼女の部屋にあるもの、もしくは、彼女の記憶(覚えている居ないは別として)から生成された感がとても強いです。
   地面、石、空、登場人物、家具、標本、川、
 序盤に見た景色を組み合わせた、ちぐはぐな世界。でも、普通のアリスよりも、ずっとシンプル。登場人物にしても、道中にしてもかなりシンプルです。
 連続する部屋、階段、庭のような場所、それは異世界ながら彼女の生活圏であり、彼女がまだ「自分以外の世界を知らない」というのを暗示しているのかな、と。他人との境界線とか。
 アリス自身のナレーションに終始し、彼女の内面をデフォルメして表現して、そこに入り、尚且つ、それを俯瞰してみているような感じを覚えます。

 一番印象に残ったのは、帽子屋と三月兎とのくだり。
 アリスは最初、部屋をの中を見て、電気を付け、「席は無い!席は無い!」と怒鳴られ、すぐに締め、またそっと中を見る。
 今度は怒鳴られない。 帽子屋が帽子を被っては捨てる。三月兎が動きの悪い時計にバターを塗り(ここが私のツボに入ったw笑うの堪えるの必死w)帽子屋に渡す。帽子屋が一杯紅茶を飲み干すと、「綺麗なカップが欲しい」、席を移動する・・・・・・・という流れの中に、面白がってアリスは一度参加するが、一周して、また同じように、同じ事を繰り返す。
それを見て(怖くなったのか、飽きたのか)、移動するためにドアノブに手を掛けた瞬間、「席は無い!席は無い!」慌てて逃げ出すアリス。

同じ事を繰り替えす、という恐怖は、思考停止にも似た、見ていて辛くなる恐怖の一種で、その部分だけはしっかり頭に残っている。

しかし、最後の最後で「本当にあった出来事の証拠」が出てきて、少しぞっとする。
そんな感じです。

事前に聞いていた情報よりも、ずっと見易く、表現もそこまでグログロしていない。
ただ、すごく丁寧に作られていて、一つ一つの動きが見ていて飽きない。とても参考になりました。
まぁ、途中、ちょっと眠たくなるシーンもありましたが・・・


 そんなこんなで、終わったら新宿の飲み屋に直行!ちなみに、私とぶるあ君は飲めません。
 道中、思いがけず乱入が入り、「三人で映画の感想でも飲みながら話すかー」と思っていた自分の考えが吹っ飛び、なんやかんや、ゲームやったりなんだり、さして自己紹介もなく、あっというまに4時間程度過ごすという、謎の時間になりまった。
 まぁ、楽しかったので良いでしょう的な。誰かしら下呂るかと思いましたが、吐かなかった。これも意外。

 そして、「翌日13時に横浜」という事実。恐ろしい。
 3時間程仮眠をとり、9時に新宿を出発し、予測どおり11時には横浜に到着しました。
(余談ですが、土日2600円上限・夜中最大1000円という駐車場で、出庫時2000でした。何故。)
 睡眠時間を3時間とったあと、2時間運転し、ちょっと外を歩くという感覚は、以外にも心地よく、徹夜明けのテンションとはまた少し違った世界を私に見せてくれます。

 そして、まもなく合流。予定より大分早かったです。
 気難しそうなモール氏と色々と話題なコリン氏に会えると期待していたら、
 なんかすげー良いバックもったハイカラなお兄さんしか居なかったんだぜ!心の中で三回舌打ちしたんだぜ!
 この時点で妙にハイテンションだったのが通常モードに入り、逆に美術に集中出来たという。毛賀のコウミョウ。

 そして、作品感想。
 事前に代表作などは見ていましたが、作者情報などは無し。単純に面白そうだったから、というミーハーぶり。
 あまりじっくり見るほうではないのですが、流石の出展数、結構見終るまでに時間かかりました。
 私の勝手な解釈ですが、死を持って生を得る、もしくは理解する というような流れで、全体的には暗いのですが、湿気はあまり感じない。
 生きている死体を見ているよう、というと、少し違いますが、そんな感じ。暗い中でも色彩のパターンが多く、ともかく色が綺麗。なんつーんでしょう、岩絵の具なのかしら、独特な。好きな感じです。

 意外と死体関係以外も多く、花、動物、髪毛など、単純に綺麗に見えるものも多かったです。
 中でも、「双頭の蛇の、片方が死んでいる絵」(題名忘れた)が印象的で、死んでいながら生きている、という状態を表現できるのがすげーっと、関心しました。これは、自分の作品にも直に影響を与えてくれそうです。
 (もっと詳しく書くと、双頭の蛇の、右は死んでいて、左は生きている、しかし、左は尻尾からの分岐から先の肉が腐り落ち、頭とその周辺しか残っていない。つまり、本来死んでいるのは左のはず、というところ。)

 そして、表題の「世界中の子と友達になれる」は、つまり「そう確信できるという感覚自体が狂気」。言い得て妙。確かに、本当にそう感じたのならば、それは狂っている。人は、違うから個別に認識できるのであって、みんなが友達になれるという感覚が正解だとすれば、つまり自我の喪失、全てが混ざって一種類の混沌になるという、狂気。

 なかなか、そんなにグロいこともなく、デッサン(結構な数の下絵や構想メモが展示されてた)ではかなり際どくても、完成されると意外とすんなり受け入れられる物もあり、表現的にバランスをとっているのだろうと勝手に思っています。

 後半は、女性の死体と花、虫と、グロ感は増しますが、それまで徐々にグレードを上げてきてくれたお陰か、すんなり入ってくる感じ。そうなってくると、赤や白が前面に使われ始め、絵の強さが大分出てきます。その女性の表情、大体笑顔なんですよね。にぃっとした。特に
 そして、最後の絵に生の象徴が、さらりと描かれ、心を落ち着かせてくれて終了。
面白かった。全部覚えてはいないけれど、必要なとき思い出すだろうなぁ、という感触を残してくれました。
 あと、おっぱいを綺麗に描いてくれる。それはいい。ずーっと見てられる。おっぱい。おっぱいおっぱい。でも下の方はあんまり詳しく書かれてなk

 その後、ちょっと酒の飲めるところで、やっぱり私とぶるあ氏はソフトドリンクで。
 そこで初めてまともにモール氏と話したら、意外と気さくに話せて、しかし「子供居る既婚者」の雰囲気という不名誉なのか名誉なのかわからない、しかし、心がマイナスにザワメク様な発言ももらい、ああ、モール氏だな、とちょっと安心してしまうというイベントも。

 なんだかんだモール氏ぶるあ氏と解散し、忘れ物を取りにゆき、新宿へとレイ氏を送る二時間、色々と話したり聞いたりとして、完全に解散。
 この時既に6時くらいだった気がする。帰社8時近く。
 牛筋肉を煮込んでおいたのを、うまくビーフシチューにしてくれた家族に感謝し、ご飯を半分食べた時点で意識が朦朧としてきたので、最低限のことをして就寝。


以上、大体二日くらいなら何とかなる、という実験でした。 お し ま い

inal

正直、後半面倒臭くなって、長文垂れ流しなんだぜ!しっかりやれば、半分くらいになるんだぜ!まぁ、どっちんしろ、楽しかったんだぜ!

2012年02月28日 04時42分

inal

他人は兎も角、俺は批判とか叱咤とか飯うまなんで、全然気にしないでいいんだぜ!理由もはっきりしていて、「すべからく自分の作品に注入、反映される糧になるから」と「無難な言葉より、そっちの方が面白いから」なんだぜ!我ながら利己的な理由だぜ!  でも、ちょっとでも打たれ弱い人だと、言葉がストレートな分、確かにダメージに残ると思うんだぜ!

2012年02月28日 04時57分