末期の膵臓癌で闘ってた父が27日の夜、お星様になりました。

最後の最後まで頑張ってて、本当に強くて愛情を沢山もらった父だったなぁって。

末期の膵臓癌だと言われたのは去年の11月、その時は「治療なんかしない！」と言って、治療しなければ半年から1年と言われてた。

セカンドオピニオンして、流石に辛くなったのか抗がん剤治療だけはした。
8クール、こんなにやったのは初めてだって主治医さんが言ってたんだって。

沢山色んなことしてきたね。
釣りやキャンプ、お祭り、花火大会、温泉旅行、ディズニー旅行、サンリオピューロランド、職場の旅行などいっぱい行ったね。

楽しいね、また来たいねって。

ある時に「この楽しいのがずっと続けばいいのに」って呟いた私に「毎日じゃなくて時々だから、仕事頑張れるだろ」って教えてくれたね。

最後に父の言葉を聞いたのは、23日に病院に行った時だったね。
大嫌いな入院でさ、早く出たい早く出たいって言って。
病院行くとさ、最後にいつも握手してきてさ。

26日に叔母さん家での在宅療養に切り替えたね。
（我が家は狭すぎて…）

27日は仕事でもうすぐ終わるって時に、弟から園に電話が掛かってきた。なんかあったら連絡してって教えといた。
「パパが危ないかも…｣って言われた時に「すぐに行くから」って言って。
他の先生にあとを託して、急いで電車に乗って向かった。
車内では冷静を保つように、28日が運動会で運動会の複数担当の1人だったから、私のやってた仕事をLINEで送ったりしてた。

最寄り駅着いて、兄と弟に迎えに来てもらって叔母さん家に向かってる時に母から「パパが！早く！」って電話。

着いてすぐに車を飛び降りて、最後の挨拶したよ。
もうその時には沢山の血を吐いた痕があって、もう、返事もない。
そんな父に沢山の感謝と出来なかった事を謝罪した。
「ありがとう、大好きだよ。娘の父として何もさせてあげれなくてごめんね。成人式も、結婚式も、孫抱かせてあげれなくてごめんね。ママに、ママにしてもらうから、パパもその時は一緒に居てね。苦しかったね、辛かったよね、待っててくれてありがとう。楽しかったよ、次もまた家族でいたいよ」って泣きながら、手を握りしめながら、目を見て伝えたよ。

家族全員が挨拶していたら、息止まっちゃった…。
でも人間は最後まで聴力は残ってるって高校の授業で教えて貰ってたから、ずっと声をかけた。
待っててくれた、本当にそれだけで嬉しかった。そこからは涙がほとんど止まらなくて、でも訪問看護の人が来て、一緒に支度して、化粧もして。
そしたらさ、寝てるようにしか思えないのよ。
また体摩ったら起きるんじゃないかって何度も思った。
何度も何度も足をマッサージしたり、手をさすって「起きてよ、パパ」って。頭では分かってるつもり。
でも心はさ、どうにも追いつかないんだよね。
訪問医療の医師が来ないと、死亡届が書けないから22:42に亡くなった事になった。

そろそろ寝ようかってなった時に弟が父のスマホに父が日記をつけてた事を教えてくれた。
9/15が最後だった。
それを読んで、もう送られることの無い父のスマホから私のスマホに、その日記をコピーしてLINEで送った。
今、父のLINEは見れない。
だって生きてるんだもん、LINEの中の父は生きてる。


昨日は、ほとんど泣いてた。
色んな人が父に会いに来る、その度に泣けてきて。
おばあちゃんが「もうパパは苦しんでないよ、優しい顔してるじゃん。痛くないところに行ったから大丈夫だよ」って頭を撫でてくれた。その言葉は、私が小学生の時に亡くなったおばあちゃんの時も同じセリフだったなって思った。

家族葬でやってくれ、って父の遺言。
「MAFFYはしっかりしてる、優しいよな、言えばすぐにやってくれる」ってよく言ってくれたね。
でも昔はマッサージする度にお小遣い貰ってた、先週さ「そういえば」って言って500円を２回渡されたよ。
最後のお小遣いになっちゃったじゃん。
これはもう使えないよ。

10/3にしっかり見送るからね、笑顔で見送りたいな、でもどうだろ、泣いちゃうだろうな。