なのはの日記

2022年12月17日 06時45分

経験⑦


年齢:19
季節:8月~12月
相手:タトゥーイスト(当時)(50歳)

この人に限っては、特殊パターンで
からだの関係になってから好きになった。

めちゃめちゃ好きでした。2年間くらい片想い(普通に既コン者)


いろいろ情報をいれたいけど
見た目から

服:仕事着。ドシンプル。Dickiesとか
夏はポロシャツ短パン、冬はパーカーとチノパン。

肌:色白。職業柄、首から下と手首足首から上は全面タトゥー。いろんな模様で敷き詰められてる感じ。わたしがすきなのは、左腕のグリーンぽい蝶々。

ピアス:鼻ピ1個、両乳首各1個、両耳4つずつくらい、耳たぶは拡張1cmくらい、亀頭、尿管、筋裏は4つくらい。

頭:スキンヘッド

ボディ:背高い。187くらい。
ガタイ良い感じ、しっかりお腹も出てる。背中広い。

他:目つぶらなかんじ。声でかい。独特な声質。格好いいとか男前とかじゃなくて、なんか福来りそうなビジュアル。
でも見た目からして、くっそS気の男。


19の誕生日に耳たぶにピアスを開けるためだけに訪れたタトゥー&ピアッシングスタジオで対面。

はじめから好きではなかった。
ただ、相槌や意見がまーあ、大人びてて、辛口で、なんかわからんけどズブズブ惹かれていった。

初対面から半年間はおしゃべりだけの付き合いだったけど
なんせ、わたしが見ての通り癖女で、相手も歯に衣着せぬ物言いをするから下ネタはよく議論にあがった。

ある時、相手の性器タトゥーと性器ピアスの話になって、「俺のは□んこはタダじゃ見せられん」とか言い出した。
わたしは見たいと言った。

相手はただ冗談めかして言って、引っ掛かればラッキー!くらいの気持ちだと思う。

でも、たまに相手のご機嫌次第で、帰り際ハグしてくれたり、香水の匂いとか、さりげなさとシンプルさが大好きだった!

▽初の咥えた時
衝撃はあった。存在感、というか怪物みたいなものだった。
パール大程のシリコンがいっぱい皮と竿の間に埋め込まれてるから、普通のチんこの滑らかさが無いし、太いピアスをいっぱいぶら下げてるから、とりあえずメタリックだし、それから陰毛の生える位置から先っぽにかけて動物のタトゥーが入ってた(相手はパイパン)。
ゴテゴテしたチんこ?
重量感、見慣れないチんこ。
わたし個人的には普通にノーマルが好きなんですけどね。
でも男のパイパンはありかな。

まず、口に含むのが難しかった。
すぐに竿のピアスがわたしの歯に当たって、カチャカチャ鳴る。
あの感じはピアスチんこのフェラをした人にしか分からないと思う、ほんと独特な体験。

味はすごい普通の塩味。

相手は気持ちよさそうな表情をするわけでもなく、ただ下半身の衣服だけ足首までおろして、なんなら煙草とか吸い出す。パソコンいじりながら。余裕ぷり。

「どうしたら気持ちいい?」と一応聞いたと思う。
「あんまりきつくない方がいいかな」
と、「べちゃべちゃなほどいい」くらいしか教えてくれなかった。

わたしが脱ぐことはなくて、相手も射精することがなかった。いまだに射精したところを見たことない。


で、その咥えた初めての日から好きになった。
しばらく週1とかで通ってた。
小学校の初恋、高校生の時の片想いの先輩の次に、人生でめちゃめちゃ好きになった人になっちゃった。

咥えてから好きになるのは、ズルいというか、なんというか、相手の職業が好きなのか、いつでも2人きりで部屋で会える関係が好きなのか、自分でもわからなかった。
まあいいか、みたいな。
この人の子どもなら欲しいな、とまで一時期思ってた。それくらい溺れてた。

でもそれを今可笑しいとも思わない。恋できる暇があったんやなぁとは思うけど。
素敵な時代だった本当に


咥えはしたものの、それも、いく気配もない怪物を毎回。わたしはやっぱり最後までしたい気には全然ならなかった。
緊張するし。

結局「二十歳になったら抱いてくれますか」っていうロマンチック謎モード発言をした。


その言葉通り、自分の誕生日に時間枠を取って会いに行った。

「さぁ やるか」
みたいな本当そんな感じの人で、雰囲気もクソもないなと思った。

本番についてはあんまり・・・
シリコンもピアスもわたしは、あんまり感じなかった。
エッチ自体も愛情を感じるわけでもなかった。相手とできてすごく嬉しかったはそうだけど、声が出せなかった。


のちのち、わたしが声を出さないことでちょっと喧嘩になった。
「もうええ」って言われた。
その日は病んだ。

結局わたしがはっきり「好き」と言うことはなかった。
でもある日喋っていて「好きでもなんでもない人に限って、やりたくなるねんなぁ」と話したら
「もう俺のこと好きなんはよくわかった」
と言われてしまった。

22歳の誕生日、この人を忘れないでおく意味でわたしは小さいタトゥーを彫ってもらった。
(あんまりしっくり来てないけど)


また会いに行こう