リングの切符1

冬の季節。
25歳の青年、小暮誠一郎は大阪市内から大阪市内という切符を買い、東京、金沢、城崎温泉、鳥取、岡山そして大阪へ戻るプランを立てた。サービス業に勤める彼は、オフシーズンに有給休暇を使って旅に出る。
彼は大阪駅にいた。
寝台急行「銀河」に乗り、一路東京を目指す。オフシーズンの平日と言うのもあり、車内はそんなに混んでいなかった。向かいの寝台には、同じ歳位の女性がいた。
「こんばんは」女性が言った。
「どうも。こんばんは。どちら迄?」
「取り敢えず東京までです」
「そうですか。私は東京、金沢、城崎温泉、鳥取、岡山へ行こうかと」
「結構行くんですね。私は東京まで行って、帰ろうかなって」
「仕事は?」
「フリーター。だからどうにでもなるの。貴方は?」
「俺はホテルでフロントやってる。名前は小暮誠一郎と言うんだ。25だよ」
「私は藤田英美。24歳」
「東京まで宜しく。お酒飲める?」
「うん。飲めるわ」
「じゃあ、発車迄時間があるから、買って来るよ。何がいい?」
「チューハイがいいな。味はお任せ」
「わかった!荷物見ててね」誠一郎は買いに走った。

tak

新作ですね。更新、楽しみにしてます。

2019年11月04日 08時23分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

takさん ありがとうございます。今回も時間がかかるかも…

2019年11月04日 10時56分

尻神さく(ゲラ)

書き方好きだなー(´ー`*)ウンウン
ドキドキ・・

2019年11月15日 08時07分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

尻神さく(ゲラ)さん 有り難うございます!決してこだわりはないですよ?

2019年11月15日 08時34分