恋する寝台特急物語18

30歳、東京。
博也ととわこは東京にいた。
博也が転職したためだ。東京での生活は難をきわめた。
12年もの間、福岡にいた博也は九州訛りが抜けず、とわこは標準語に慣れない上、友達も少なかった。幸いな事に、会社の既婚者男性がとわこに、奥様方を紹介してくれたので助かった。給料も福岡よりかはいいが、物価が高いのもショックだった。
11月、冬休みにとわこが長崎に帰ろうと提案した。もちろん断るつもりもなかったし、年末年始を現地で過ごすつもりでいた。
年末、28日。東京駅のホーム。
「これに乗るのも久し振りね」
「そうだな。ちょうど春だったからな」
「思い出が詰まっているけんね」
二人は車内に乗り込んだ。
「やっぱり寝台特急はよかね」
「ああ。ホントにいいな」
お互い、寝台に腰掛け、乾杯した。
「俺の勝手で寂しい思いをさせて、いつも申し訳ないな」
「そげんことなかよ。博也さんのおかげでご飯食べれるし、奥様達とお喋りするのも楽しかよ。ウィスキーば飲むね?」
「有り難う。寝台の眠り薬はウィスキーが効くんだな」
二人は名古屋を過ぎた辺りで眠りについた。

尻神さく(ゲラ)

慣れない土地あるあるですね><
青春回帰の寝台&ウイスキーにほっこりする(´ー`*)ウンウン

2019年10月18日 08時40分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

尻神さく(ゲラ)さん これからの展開を考えねば…

2019年10月18日 13時45分

尻神さく(ゲラ)

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長さん それあれだ!プレッシャーってやつだ‪w!!
情景?当時を思い出したり、そういう書き方すごくうまいです!

2019年10月18日 13時58分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

尻神さく(ゲラ)さん 有り難うございます(^^)昔の記憶を元に、願望を交えて書いております!

2019年10月18日 18時15分