恋する寝台特急物語16

出会って2年。二人は20歳になった。
福岡で生活を始めた時から、半同棲生活を送っている。曜日毎に二人はお互いの家の行き来をしている。
お互いの両親に紹介し、間違いのないようにと言うことを条件に付き合っている。約束通り、とわこは毎日、博也のネクタイを締めている。
「ただいまー」
「お帰りなさい。ご飯できてるよ」
「有り難う!バイトは?」
「ご飯食べたら行くね。遅くはならんと思うとけどね」
「わかったよ。帰る時電話ちょうだい。迎えに行くから」
「よかよ。そげんことせんでも」
「危ないから。迎えに行く」
「有り難う!それじゃ電話するけんね」
博也が福岡に来たとき、カルチャーショックを受けたのは言葉だった。いくらとわこの言っている言葉はわかっていても、他人の言葉がわからず、困っていた。とわこと九州弁の勉強をしたのだが、標準語の博也にとっては、ひとつの苦労だ。やっと今、訛りが入った位だ。
「あ、そうそう。来週の月曜日から水曜日迄、東京に出張に行くことになったよ。土曜日の夜行で行くから。木曜日の夕方には新幹線で帰ってくる。実家にいるから」
「わかったよ!ご馳走さまでした」
「食器、洗っておくから、行ってらっしゃい」
「行ってきます!」
とわこを送り出す。この生活は正直楽しい。とわこは学生だが、社会人の博也にとっては癒しでもあった。喧嘩一つもしないで、お互いを思いやる事を忘れなかった。どんなに疲れていても…。

尻神さく(ゲラ)

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を急いで押したのは言うまでもない…
きゅんザワ!

2019年09月21日 21時35分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

尻神さく(ゲラ)さん これからすっ飛ばして行きますよぉ!

2019年09月21日 21時35分