恋する寝台特急物語8

進学か、就職か。博也は悩んでいた。
夏休みが終わる前に決めなければならない。両親はどっちでも良いと言った。でも、早めに就職しても、良いと思っていた。
進路指導の先生に、福岡の会社を探して貰った。が、給料が安いと言われたが、それでもとわことの約束は守りたかった。盆が明けて、会社見学に行くことにした。ここでも、寝台特急で行くことにした。とわこにメールを打った。
(元気?25日、福岡の会社見学行くことにしたよ。会えないかな?)とわこから速攻で返事が来た。
(何日迄いるの?)
(26日迄。26の夜行で帰るよ)
(良いよ!会おう!福岡に行く!)
博也はとわことの再会を楽しみにした。
24日。寝台特急に乗り込んだ。制服姿なので、酒は買えなかったが、その代わり、とわこと折半でホテルを取った。とわことの再会が早く叶うとは思ってもいなかった。
25日。博多。とわこは、指定されたホームにいた。ドキドキしながら博也の到着を待った。朝一番の特急列車で博多迄やって来た。博也との思いがけない出会いと、再会で胸が一杯になった。時間が来た。すると、ホームに青い車両が入って来た。とわこは指定された号車を探した。すると、博也がいた。ドアが開き、博也が降りた。
「博也君、お疲れ様!」
「有り難う」博也はとわこを抱き締めた。
「嬉しか!又会えたね」
「ああ。すまないが改札で会社の人が待ってるから、終わったらメールするからそこで又会おう」
「うん!わかった!待っとるばい」
二人は改札で分かれた。

尻神さく(ゲラ)

ホームで出迎えるとかかわいすぎる…

2019年09月13日 23時51分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

尻神さく(ゲラ)さん やっぱりホームは、出会いと別れの場所なんですよ…

2019年09月13日 23時54分

tak

私が高知の人と遠距離やっていたときは、高速バスのステーションで出迎えてもらったなぁ。

2019年09月14日 08時35分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

takさん あの瞬間、嬉しいですよね!

2019年09月14日 14時58分