恋する寝台特急物語7

別れの日。17時50分。寝台特急「さくら」が入って来た。とわことの3日間。それは博也にとっても、とわこにとっても良い、青春の夏の思い出になった。博也は一緒に列車に乗り込み、荷物を置いた。当然の事ながら、電話番号とメールアドレスを交換した。
「着いたらメールでも、電話でもいいからしてね」
「わかった!有り難う」
博也はホームに戻る時、とわこも付いてきた。発車5分前。
「あのさ」
「何ね?」
「俺、九州のどこかの大学か会社に行くことに決めた。身近に君と居たい!」
「私も居たか!」とわこの目から涙がこぼれた。博也はとわこを抱き締めた。
「必ず九州へ行く。それだけは忘れないでくれ」
「有り難う。見知らぬ人に良くしてもらったの、初めてだし、良い思い出になった」
「嬉しいよ」
「博也君、目を瞑って」
「ん?」
すると、とわこは博也の頬にキスをした。すると発車ベルが鳴った。
泣きながらとわこは列車に乗り込み、手を振った。
「今度は私から行くけんね」扉が閉まった。
博也は動く列車を追いかけて、とわこを見送った。
(反則だろ?キスするなんて)
ホームの端迄行き、列車を見送った。

尻神さく(ゲラ)

「キュン」
って感覚を久しぶりに思い出しました!
この小説好いとうとーw

2019年09月13日 08時29分

tak

ちょっと懐かしい感じで、心が暖まります。
何だか、小山田いく氏の漫画を思い出しました。共通点はあんまりないと思うんですけどね。

2019年09月13日 08時34分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

尻神さく(ゲラ)さん 胸キュンですかw嬉しいですw

2019年09月13日 08時48分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

takさん 懐かしさを全面に出してみました!

2019年09月13日 08時49分