osamuの日記

2019年07月22日 23時38分

ダンボ

映画「ダンボ」(ティム・バートン監督)を観ました。

原作と周りの人間模様を足した感じになっていましたが、今ひとつな感じでした。
ダンボの原作の素晴らしさというのは、短所を長所に変えることの素晴らしさとそれまでの苦労という点につきますが、それを人間にも当てはめようとしたけど上手くいってない感じがしました。
特にコリン・ファレルが何故最後義手にしてしまうのかが疑問でした。
娘の科学好きはサーカスでの生活を苦しくしていましたが、最後に映写機での出し物を使いサーカスに貢献しています。科学が好きなことが短所から長所に変わったのです。
ですが、コリン・ファレルの場合は戦争によって片腕を無くし短所になってしまいますが、最後は義手を使って得意の馬術を披露するというもので本質的に長所に変えたとはあまり言えません(なぜなら、それは片腕の身体じゃなくても出来るからです)

その点以外はなんとなくティム・バートン節が効いてて良かったです。
ピンクの象の幻覚とか、ディズニーランドを想起させる遊園地を燃やすとか。


改めてダンボの原作の力強さというのは凄いなと思いました。
ダンボの耳が大きいが故につまづいて転び、前に上手く進めないというのはなんとも人生において自分の短所故に上手く前に進まないことをこれ以上にないほどうまく表しています。

そしてその短所を長所に変え文字通り飛躍し、金持ちになって母親と暮らすのです。
なんと夢のある話でしょうか。


自分も短所を早く長所に変えて金に困らない暮らしをしたいものです。