「じゃ…次のかた…」

「はいっ♪」

「え〜…お名前は？」

「ブレネリでぇ〜〜〜すっ♪」

「これね…
住所がよくわからないんだけど…？」

「えっ？何ですってぇ〜〜〜？」

「いや…だから…
ブレネリ！
あなたのおうちはどこ？」

「わたっしのっ
おうちはっ！
スイッツァランドよぉ〜♪
きれっいなっ湖水のっ
ほとっりっなっのっよ〜♪
ヤッホ〜♪
ホットゥラララ〜♪
ヤッホホトゥララ…」

「いやいやいや…
待て待て待て！
ブレネリさんっ？」

「はいっ？」

「面接中ですよっ！
何で住所聞いただけで
そんなに
テンション上がるかねっ？」

「…すんまつぇん…」

「つーかどーでもいーけど
つぇんって…何だよ？
あれ？今…お仕事されてますね？」

「ぬわ〜んですってぇ〜？」

「…おおブレネリ！
あなたの仕事は何？」

「わた〜し〜の
仕事は〜♪
羊飼いよぉおぉお〜♪
オオ～カミ出るので〜怖いのよ〜♪」

「なるほど…それで転職を考え…」

「い〜〜〜〜〜
や〜〜〜ほ〜〜〜！
ほっとぅららら〜♪
ヤッホ♪ホットゥラララ♪」

「お〜〜〜い！
ブレネリ！
お〜〜〜い？」

「あいっ？」

「何やねんっ？
面接中やっちゅうとるやろがいっ？おう？」

「ツイマッツェ〜ン♪」

「おいっ！ええ加減さらせよっ！ワレホンマ…
だいたい面接すんのに
その…ヨーデルちっくな衣装とか…
そもそも…心ここに、あらずなんだよっ！」

「今…何て、仰いました？」

「だ〜か〜ら〜！
おおブレネリ！
あなたの心はどこ？」

「わったっしっのっ
心っは…
山のかなた〜♪
なつかっしっ
ふるっさと…
シュワルツァネッガー
スイッツァッラッンドっ
よぉおぉおぉおぉお〜〜〜ろれいほ〜〜〜♪
ぃ〜〜〜〜〜〜
い〜〜〜〜〜〜〜
イ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ィヤッ〜ホ〜〜〜〜〜イ♪

ホットゥラッラッラ〜♪
ヤッホ
ホットゥラララ♪
ヤッホ！ホットゥラララ♪
ヤッホ♪ホトゥラララ♪
ヤッホ♪ホトゥラララ♪
ヤッホ♪ホトゥラララ♪
ヤッホ♪ホトゥラララ♪
ヒャッホホ♪オ〜レ〜♪」



「誰か…警備員、呼んでくれ〜い！」








採〓たまこ〓用