たまちゃん(超)の日記

2018年08月08日 13時42分

INFINITY ∞とは?



つーかどーでもいーけど

ずっと、
目覚まし時計が鳴り続けている。

私は、
それを止めようと
手を伸ばすが…
目覚まし時計がどこにもない。
ただ
目覚まし時計の音だけが
鳴り続けている…

 ジリリリリ…

そこで目が覚める。

私は、
ベッドから飛び起きて、
目覚まし時計を止めるが…
別の目覚まし時計が鳴り続けている…

 ジリリリリ…

そちらも止めるが、
無数に目覚まし時計が鳴り続けている…

 ジリリリリ…

そこで目が覚める。

私は、
ガンガンする頭で顔を洗い、
スーツに着替えて
玄関のドアを開けると…
まだ、
目覚まし時計の音が
鳴り続けている…

 ジリリリリ…

そこで目が覚める。

私は、
鳴り続けている
目覚まし時計を、
暫らくの間、
見つめてから止める。

さて、
私は…今…
起きているのか?
もしくは、
寝ているのか?
目覚まし時計を
止められたから、
起きていると言えるのか?

しかし
私は、何度も、確かに

【起きた】

と感じた事に
間違いはない。
しかし、
いったい何を根拠に

【自分は目覚めている】

ということを、
証明できるというのだろう?
『痛み』を感じると、
それは、現実だと言うが…
果たしてそうだろうか?

幻覚とか
幻聴があるように、
痛みにも幻がある。

『幻肢痛』と呼ばれる現象がそれだ。

痛覚に幻があるということは…
夢の中で
『カラい』
ということも
感じられるということだ…

味覚
触覚
臭覚
視覚
聴覚

人間が感じるすべての五感。
いや…むしろ、六感に至るまで
【幻】
だったとするならば…

私は今…
生きているのか?
死んでいるのか?
それすらも、
不確かな事のように思えてくる。

 ジリリリリ…

今もただ、
目覚まし時計の音だけが
鳴り続けている…

 ジリリリリ…

そこで目が覚める。

 そんな夢を見た…










螺〓たまこ〓旋