ファミコンに育てられた男。



ファミコン大好き芸人フジタの半生を書いた自伝とゲームとそれに纏わるエピソードを書いたエッセイ。(エッセイと自伝が何が違うのかわからなかったからググったけどよくわからなかったのはナイショ)

フジタはファミコン大好きと言えば可愛いものだが、ファミコンのカセットを保管するためだけに倉庫や部屋を借りる為に月30万円の家賃を払いつつ、更に欲しいカセットがあれば何万何十万しようと買い漁るファミコン基地外とも言える人物だ。

何故そこまでになってしまったのかの答えは本の帯に既に出ていた。








｢小学校入学３日前に母親が死んだ。そして僕は、一人ぼっちになったーーー。｣







そこから人生の濁流に流されるのだが、そこから彼を救ったのがそう、ファミコンである。毎日毎日ファミコンをやり込み誰よりも早くゲームを攻略することに燃える少年フジタは小学生。様々なゲームは彼の少年時代を明るく楽しいものに変えた。

本の中身としてはゲームのあるあるネタや定番ゲームのネタは勿論、マニアックなゲーム、やり込みゲー、クソゲーまでゲームのネタがぎっしり詰まっているので文章を読みなれていない人にもオススメである。

最後は本文の中でトルハンに響いた部分を引用して締めたいと思う。


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ファミコンに育てられた男、139pより引用


最後に声を大にして言いたいのは、「ゲームにクソゲーはあっても、人生にクソ人生はない」ということです。こんな僕でも毎日それなりに楽しく生きています。人生はリセットできませんが、再挑戦のコンテニューならいつだってできるんです！

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