ajajaの日記

2018年02月23日 19時09分

落とされて上げて、上げて落とされる

前職はとある専門学校の事務職員だった。俺の転職が決まったとき、とある女子生徒が俺に手紙とプレゼントをくれた。プレゼントの中身は小さい観葉植物で、手紙の内容は酷い失恋で自暴自棄になり仕事をサボりがちになっていた俺を励ます内容と、転職先での活躍を祈る内容だった。
とりわけ可愛いわけでもないけど、気立てが聞いて優しく礼儀正しい、そんな彼女のことが転職してからもなんとなく気になり続けていた。
ある日思いきってSNSでメッセージを送ったところ、進路が決まらず精神的に参っていると返信が返ってきた。俺は彼女がかつて俺にしてくれたように励ましの言葉をかけ、辛いのであれば俺が話が聞けないかどうか聞いてみたのだが、丁度そのタイミングで彼女のもとに合格通知が届いたそうだ。
彼女はジェットコースターのような気分だととても喜んでいた。

それならお祝いできないかとその場で食事に誘ってガッツいてみたのだが、返ってきた答えは「これから彼氏と食べに行きます」だった。

…だよな。あんないい子、他がほっとくわけないんだ。彼女の幸せに、俺の出る幕はなかった。

まあ俺にとっても早い段階で気付けてよかったじゃないか。どんな人が彼氏なのかは知らないけど、きっと素敵なやつなんだろう。彼女の幸運を祈ってる。

ジェットコースターみたいな気分ねえ。俺もそんな気分な気がする。