いつも雨降り。
傘に覆われる事無く、
濡れた煙草に火を付ける。
湿った其れは私の思いを拒み、
私は無理矢理、火を灯す。

ずぶ濡れのガキは私を指を差す。
オマエの事なんて私は知らない。
否、忘れようとしてるだけ。
刃物を持って追いかけているのは。。。

逃げ惑うオマエ、
作り出される私。

雨は嫌い。
雨が頬伝う。
其れすらも幻想。

アスファルトの溶けた臭い、
嫌に成るほどの現実を押し付けた。

寂しさから生成された贖罪。
過去の過ちが生み出す恨悔。
消去できない過去。
死ぬまで続く未来。

あぁ夏休みは終ったんだっけ。
8月32日をどれだけ望んだっけ。
あのコンピューターゲームのように、
そのままバグってフリーズして、
今在るデータが朽ちれば良い。


どんなに求めても、
絶対に手に入らない物がある。
手に入れようと、もがいて足掻いて、
作り上げても、手に入らない。
最初からそんな「もの」無ければ、
もしかしたら、「らく」だったのかも。


まぁヘラヘラ煙草咥えて、
しょうがないからただただ笑って、
幻覚なのか幻想なのか、
想像なのか妄想なのか、
感情なのか理性なのか、
理屈なのか理想なのか、
理解なのか理論なのか、
現実なのか過去なのか、
過去なのか未来なのか、
不毛なのか生産なのか、
良く解らない、今を紡げば良いのかも。

僕は馬鹿だから解らない事が多すぎる。
煙草の煙が散り散りに成る事は願掛けでしか無いってね。

煙草とお酒？
煙草とスコッチと葉巻と5枚羽と、
此処にある何かに生かされてる。

雨は苦手。
雨が似合うと云われようとも。
苦手でも、
其れを隠してくれるのだと知った。


以上創作は終り。
煙草嗜って、
布団に抱かれよう。
お布団はいつも平等に包み込んでくれるから。