えびめし+の日記

2016年05月29日 01時10分

【ネタバレ】ズートピア

タグ: 映画

ふだん映画の感想とか書かないけど、日記機能を使わないのももったいないので書いてみる。
ネタバレかつ長文です。


▼観る前
ディズニー映画はほとんど観たことがない。たぶん映画館で観たのは初めて。
アナ雪も人気なのは知ってたけど興味は沸かなかった。
ズートピアは、パッと見よくあるアメリカ的な動物アニメだと思ったけど、リピーターが増えているというニュースを観て映画館に行ってみました。

▼世界・ストーリー
肉食動物と草食動物が共存して発展した動物の世界(肉食動物は何食べてるんだろ?)。
爬虫類や魚類はいないらしい。

ウサギのジュディは、努力してウサギ初の警察官になるが、「小さいウサギだから」犯人を捕まえるという警察官らしい仕事はさせてもらえない。
もう一人の主人公(とえびめしが思っている)ニックは、詐欺師のキツネ。子供の頃、「肉食動物だから」という理由で仲間はずれにされ、今も「キツネだから」信用されていない。
ニックは、脱税をネタにジュディに脅されて渋々協力するが、段々二匹の間には信頼関係が生まれる。
この二匹には、種族を理由に正当な扱いを受けられない、という共通点があるんだね。

そして、悪役のヒツジの副市長は、「草食動物だから」正当な扱いを受けられないと思い込み、肉食動物を陥れて、ズートピアを恐怖で支配しようとした。

今自分が不当な扱いを受けているとしても、それに対する向き合い方で、主人公か悪役か(あるいはモブキャラか)に分かれてしまう。
ズートピアが伝えたいのはそこなのかなと思った。

副市長は途中までジュディの捜査に協力していたけど、これも作戦のうちということなんだろうか。

▼「ありのままで」
警察署長が、「ウサギらしい地味な仕事をしていろ」というネガティブな意味で「ありのままで」と言うシーンが、皮肉利いてて好き。製作チームは同じなのかな?
他にもディズニー作品に対するレファレンスがあったね(詳しくないから分からないけど)。

▼主題歌:Shakira - Try Everything
翻訳がダサい。
「やるのよーお」はないだろ。
「Try Everything」を何故こう訳したのか…。そこは英語のままでよかったのに。
EDMだし、Let It Goみたいに流行ることはなさそう。


▼アニメーション
よかったけど、ゾウのアイスクリーム屋で、最初日本語だった看板が次のコマでは英語に変わってたのはミスだね。

▼声優
厚切りジェイソン、お前どこにいたんだ。

▼警察官の扱われ方
駐車違反の取締りも警察の重要な仕事だと思うけど…、これは職業に貴賤なしという日本の考え方なのかもしれない。

ジュディは、勝手に他人の敷地に入るわ捜索するわ市民に危険及ぼすわで、日本だったら始末書何枚も書かなきゃいけないけど、アメリカンだからきっと大丈夫なんだろう。

それと、録音の自白だけじゃ証拠としては不十分(客観的な証拠が必要)なんだけど、やっぱりアメリカンだから大丈夫なんだろう。

受付のトラ(名前忘れた)は、デブでドーナツ大好きというステレオタイプなアメリカンポリスでよかった。すぐに銃をぶっ放してたらもっとよかったね。

▼4D
スターウォーズとかマッドマックスと違って、ズートピアは2Dで十分だと思う。
少なくとも、1000円を追加で払うほどのものではない。