2015年12月18日 15時42分
2015年12月18日(金) 晴れ
――――今日の朝もとても寒かった。
先日より気温は下がり、冬は本番となってきている。
雨が降った昨日とは違って今日は晴れ。
外に出ようと思うけれど風が冷たくて尻込みしてしまう。
意を決めて、マフラーと手袋をして外出することにした。
今日は何をしようと外に出てから思案する。
うーん。
そうだそろそろ家のガムシロップが切れる頃だった。
用事は帰りに思い出せばいいやと頭の片隅に投げ、町を歩んでいく。
暫くフラついて喉も乾いてきた。
適当な喫茶店に入るか――――?
そう思って近くの店を探すけれどどうも趣味にあわない。
けれどちょっと足を伸ばすには面倒。
億劫してる間に10分も経ってしまった。
寒さで時間を思い出し、少し焦って歩く。
とあるこじんまりとしたカフェを見つけて入った。
そこは店と言うにはあまりにも閑散としている。
時が傾いでしまったかのような店内の空気に、思わず驚く。
カウンターに凛と立っている老マスターが物珍しそうに此方を見る。
「ご注文は?」
静かに、だが確かに聞こえるその声は···低音だが心地よい。
メニューを渡されてその中から選ぶ。
「ではアッサムのロイヤルミルクティーを」
少し値は張るけれど好きなもののひとつだ。
落ち着いた店内と、紅茶を淹れるマスターの音だけが此処にはある。
目を閉じてそれを楽しむ。
紅茶を淹れ終わったマスターは目を細めてこちらを見ていて。
会話も無いままゆっくりとした時間だけが流れてゆく。
至高のミルクティーを飲み終えてしまった。
あぁ、もう帰らねばならない。
またこようと心に決め勘定を終えて。
店を後にした。
そうして家に帰った後、ガムシロップを買ってくる事を忘れていた事を思い出した。
MyDear
出掛けたら本来の目的を忘れてしまったってのは良くある。でもそんな一日も悪くない。
…でも内心、(ノ∀`)アチャーって思ってたりもする。
2015年12月18日 17時24分
狐花
ですよね···w
帰ってきて思い出したときにOTLってなりました。
2015年12月18日 17時29分